
残念ながら故人となった、松本正広さんの遺作展とも言える「ひょうたん灯り展(8月1日〜15日)」が、鹿央物産館にて開催されている。
巨大な瓢箪に施された、色鮮やかな幾何学模様の小穴群。ご老体が作られたとは思えぬほど、年期の掛かるアーティスティックな作品である。
瓢箪は遠目で見ると、コカコーラ瓶のように、女体を彷彿させる。大きな瓢箪から、どんどんと小さな瓢箪が出てくれば、ロシアのマトリョーシカのようになってしまうが、着眼点が面白い。
ただ、何故に故 松本翁が「ひょうたんの灯り」に取り憑かれたのか聞いていないが、思いの外、その作業が大変であることは、作品一つ一つを拝見するだけで伝わってくる。
展示は蛍光灯の下なので、可能であれば、暗転して展示すれば、故人のイメージがより鮮明に伝わってくるのだろうと・・・。



◎鹿央古代の森 鹿央物産館
熊本県山鹿市鹿央町岩原2965/TEL 0968-36-3838
物産館営業時間 10:00~17:00(直売所8:00~)
※定休日:月曜日(祝日の時は翌日)
※季節限定の料理は要予約(電話にてご予約ください)
▼鹿央古代の森 鹿央物産館公式WEBサイト
http://kao-kodainomori.com

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