ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

カテゴリー » グルメ情報

心優しいラーメン屋さん

D60_2819


 元々は熊本市内の屋台だった「さかえラーメン」。山鹿市に移し住み、温泉プラザ山鹿に店を構えて43年になると言う。初代は既に他界されたお母さんだが、現在は、その母のレシピを受け継ぎ、2代目のお母さんが店を切り盛りしている。

 初めて足を運び、「チャーシューにしようか、大盛りにしようか!?」と呟くと、「先ずは、普通のラーメンで如何ですか?」と、全く商売っ気のない言葉が返ってきた。

 テレビ番組などの取材は一切受けないと言うので、その理由を問えば、「番組の撮影に応対したり、急にお客様が来られても、店側のペースが乱れて、お客様にご迷惑を掛けるばかりですから・・・。」と、さらっと言い切った。

 ラーメンのスープは臭みがなく、結構さっぱりしているので、それを問えば、「豚の骨だけで、頭やその他鶏など入れていません。13時間ほどグツグツ煮込みますかね!?鶏を入れると、鶏の味が被ってしまうので・・・。ここは、あっさりしたものになっています。あとは野菜を入れますね。餃子の野菜なども全部包丁で刻んでいるので、食感が良いと思います!スープの味は、午後五時過ぎからが一番美味しいかと思いますよ!炒りニンニク入れますか?」と。

 帰り際、温泉プラザ山鹿のポイントカードに記録してもらう時に、「車で来られましたか?まだ1時間は経ってないかも知れませんが、1時間過ぎた時の無料カードをお渡ししておきますね。もし、今日1時間以内の滞在であっても、次回来られた時に使えますので、また来てください!」と。これまで温泉プラザ山鹿の店で沢山飲み食いしたけれども、こちらから申し出ることなく、初めて無料カードのことを言ってくれた。

 以前は温泉プラザ山鹿にはパチンコ店2店舗、その他スーパーなど大型店が犇めき合っていたものの、今は、シャッターが閉まったところが多くなり、閑古鳥が鳴いている。よって、同ラーメン店も当時の同プラザ隆盛期と比較すれば、お客が激減しているのは事実。しかしながら、以前からの常連客も足繁く通って来ると言う。地味に細々と経営しているが、真摯な心を忘れず、優しい心で真面目な職人を応援したくなるのが、客というものではなかろうか。


D60_2830


D60_2836



◎如水美食研究会公式Facebookページ
 https://www.facebook.com/josui.bishokuLink

             

  • posted by Chikao Nishida at 2016/7/11 12:00 am

本当に凄い&旨い料理とは・・・

▼水前寺東濱屋の特上鰻のせいろ蒸し

suizenji


 本当に凄い&旨い料理とは・・・マスコミや雑誌社が、土下座してでも取材させて下さいというものだろうか。

 「宣伝になるから、取材どうですか?」と言って、料理代金を支払いもせず、取材スタッフがガツガツ食べて、掲載されるような料理が本物なのだろうか?それは、違う。また、或る媒体に掲載されて、その料理人が喜んで自慢しているくらいなら、その程度のものだろう。

 過去において、帝国ホテル、ホテルオークラ、ザ・リッツ・カールトン、グランドハイアット、伊勢長など多くのホテルレストランや街場の有名食事処など、取材許可を得て取材した経緯があるが、大変高額ではあるけれども、全て、料金を支払って記事やグルメ本を書いてきた。

 ローカルテレビ番組のタレントがワイワイ騒いで食べている様子が番組となっているけれども、正直なところ、料理人やその料理に対して大変失礼なことである。

 まだ食べたことのない消費者に、その料理を伝える伝道師みたいに思い込んでいるタレントの方が断然多い。食文化も学ぶことなく、ただひたすら喰まくったものを「凄い!旨い!エーーーー!」と絶叫している。

 先般、昨年の某番組で紹介されたレストランに行ってみた。予想通り、酷いステーキ肉だったので、二度と行くことはなかろうと。取材だからと言って、普段より手の込んだ料理を出しては、それは嘘になる。だから、情報と異なるものをサーブされるとキレてしまうのだ。

 私は原稿を書く前に、初めて足を運ぶところでは「写真を撮っていいですか?」と言って許諾を得る。最後に料金を支払って「この料理を記事にしていいですか?」と言って、再度許諾を得る。そして記事として掲載することになる。

 頭から取材となると、どうしても普段通りとはならない。虚偽の情報が消費者に届いては、逆に不快感を与えてしまう。勿論、テレビ番組であれば仕方ないのだろうが、取材される側も、自然体で普段通りに料理をサーブすれば良いだけの話。

何はともあれ、「取材は不要だ!」と言えるほどの店が、本物なのだろうと。

※料理写真は、私が安心して楽しめるレストランの料理である。日頃と変わらず、いつも通りの料理を食しているが、そのスキルの高さとシェフの拘りを感じる逸品ばかりである。


▼四川料理 桃花源のビジネスランチ(一部)
D60_0807


▼ダイニングキッチン 九曜杏 和風ハンバーグステーキ

404 File Not Found


◎先見塾公式サイト
 http://www.senkenjyuku.com/Link

  • posted by Chikao Nishida at 2016/6/6 12:00 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp