▼熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏(洋食の料理長)

最初の料理は、「料理長が作りたいもの作って!」と言ってサーブされたものだ。ウクライナ地方の揚げ物料理、「キエフ」。大阿蘇鶏の胸肉とチーズ、香草が融合し、食感サクサク、そしてジューシーさを満喫させてくれる逸品であった。揚げ物なのに、さっぱりしているところが素晴らしい。

2番目の料理は、ステーキサラダだが、同様に、料理長が気合を入れて、和食の八寸の如く盛り付けしてくれたものだ。ご本人は野菜を強調しすぎて申し訳ないと詫びていたが、健康を考えた野菜盛り沢山の料理は彩りも美しく、すこぶる楽しいランチとなった。


3番目の料理は、塩分及び脂分控えめで、カロリーは600kcalを軽く切っている。しかし、そのボリュームはデザートまで完食すると、普段食べているランチよりも腹一杯になってしまう。流石に、「現代の名工」に選ばれた和食の職人だ。更に、その値段が2880円と聞けば、誰だって「一度は食べてみたい!」と思うに違いない。
▼熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏(和食の料理長)



料理はアート。素材は勿論だが、ソースや出汁が命となる。しかし、ダイニングキッチン方式では、なかなか料理人の凄腕ぶりを見ることはできない。グランドメニューや決まり切ったランチメニューなどを組み立てるに過ぎないのだから・・・。よって、このように工夫に工夫を凝らした料理を目の前にすると、「このホテルが、震災から復帰してよかった!」と大声で叫びたくもなる。
これからも、ホテルを訪れるカスタマーが腰を抜かすような料理をご提供願えればと・・・。
◎先見塾公式サイト
http://www.senkenjyuku.com/

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