
以下は、9月6日にSNSで呟いた、熊本市「避難指示」へのオブジェクション。昨日だったか、他県の或る地域では、ピンポイントにて「避難指示」を出したというニュースが流れていた。過去の経験を生かしており、やっと辿り着いた避難所が満杯で引っ返す人は居なかったと言う。これこそが、危機管理レベルの高い「避難指示」ではなかろうかと・・・。
<9月6日に呟いたオブジェクション>
「避難指示」が人口70万人の熊本市に出されたようだけれども、それだけの収容施設が何処にあるのだろうか。今の時代、AI使って、過去の台風被害記録を分析し、山手南側斜面の家屋、高台の家屋、平地で毎年のように屋根瓦が飛んだり、家屋倒壊している被災重点地区を抽出し、それらを優先して段階的に随時「避難指示」をすべきである。
ただ、ギリギリになって、漠然と「避難指示」を出されたとしても、避難所が徒歩で1キロ以上歩くのに、足腰が弱った老人が、毛布や着替え、生活用具、マスクや消毒液など、どうやって移動できるのだろうかと、首を傾げてしまう。弱者の立場を考えていないことが、よく分かる。このような行政のアバウトすぎる、他人事のような指示に、毎回毎回、愕然とするばかり。危機的状況下での、戦略性のない愚策としか言いようがない。
▼NHKで報じられた熊本市の「避難指示」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200906/k10012604001000.html

▼熊本地震時の「旧細川刑部邸」

◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
https://www.dandl.co.jp/

文責:西田親生
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