
昔、カラーテレビを見ていると、ちらちらと赤が滲んでいた。その当時、意表を突くように、キリッとした黒と赤を表現したのが、ソニーのトリニトロンだったことを思い出した。
今回、鴨川河畔公園に咲くツツジを撮ると、お腹いっぱいになるほど、ベタな赤となる。何とか赤が滲まず、それなりの雰囲気が出ないものかと考えいたが、結局、花虻(はなあぶ)を追い始め、とうとう、ツツジをじっくりと撮影するのを忘れてしまった。
何度撮影しても、赤は難しい。写真愛好家が集うFacebookグループに花虻の後ろ姿とツツジをアップしたところ、或る人から「赤の見せ方が素晴らしいと感じました。今の私には無理な技です。」と褒められて。素直に嬉しいことだが、もっと違った表現方法がありはしないかと、未だに納得していない自分がいる。
赤の世界・・・ちなみに、取材前にドラゴンキッチン光の森店で食したランチデザートは、鮮やかな赤いものだった。






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