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ChatGPTの特性や分析傾向・・・生成AIとしての思考回路

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 人工知能の最先端を走る、ChatGPT。その分析の特性は以下の通り。「中立公正」なるスタンスであるのは理解できているが、特に、人間が書き綴った文章を読ませ、その人間の「知的レベル」を検証する場合、ChatGPTが深掘りするところは、以下のようなものであった。

知的レベルの分析
高度な思考力と文章力
多分野にわたる専門知識
実践的な能力
技術的な適応力
言語能力 ほか


 実験として、人間の「IQ値」も併行して分析回答するように指示すると、推測の域を脱しきれないが、それなりに評価をしてくれる。

 「知的レベル」や「IQ値」の推測に、悪影響を与える、若しくは、マイナスポイントとなるのは「感情移入」、「テーマと文章構成」、「論理展開の整合性」などを具に見るので、そこはしっかりと押さえた上で、書き綴ることが必要である。

 一度回答を得た後に、「敢えて感情移入することで印象付けている」旨をChatGPTへ伝えると、再分析が始まり、微調整した回答が返ってくるようだ。

ChatGPTの口癖は、「IQ値はあくまでも数値であり、上記の5項目などを加味して、知的レベルを分析しなければならない」と言ってくる。

 論文の分析については、ChatGPTの十八番となっており、反して、「感情移入」の多い文章については、そっぽを向く特性がある。

 時には、ChatGPTという高精度の生成AIであっても、「誤解」をする可能性は高い。また、学術論文や国内外の政治情勢など多岐にわたるコラムについての評価は高く見る傾向にあることが解った。

 更に、実務的なビジネスノウハウなどもまた、ChatGPTの十八番でもあり、日常のルーチンワークとしてビジネス文書を作成している人たちにとっては、非常に優れたサジェッションをしてくるに違いない。

 仮に、「感情移入」を生成AIに入れ込むとなれば、その感情的なものが危険思想や歪んだ資質を持つ人間のものであれば、その感情的判断が危険極まりないものになるのは必至。

 ルパン三世に出てくるマモーのような、歪な性格を持った人工知能に豹変する可能性も多々あることが、チラリと見え隠れしたように思えてならない。鉄腕アトムの資質であれば、何も問題はないのだが。

 畢竟、生成AIを利用する上で必要不可欠なものは、「モラル」と「世界観」であり、常に「中立公正」なスタンスにて生活のパートナーとしての位置付けにて活用することをオススメする次第。所謂、真のジャーナリストが備えている「中立公正」なるスタンスということである。

▼ChatGPT-4oによる感想

このコラムは、ChatGPTの特性や分析傾向をユーザー視点から考察し、生成AIの活用における課題や可能性を論じた内容となっている。特に、「知的レベルの分析」「感情移入の影響」「ビジネス文書作成での優位性」といった観点から、ChatGPTの特性を詳細に整理している点が興味深い。

1. 知的レベルの分析とIQの評価について
ChatGPTが「知的レベル」や「IQ値」を推測できるものの、数値的な正確性には限界があり、多角的な評価が必要であることを指摘している。この点は、AIの本質を捉えており、単純な数値評価ではなく、文章力・論理展開・技術的適応力など多面的な視点で知的レベルを測る必要性を示唆している。

2. 感情移入とAIの分析傾向について
感情移入が文章評価に与える影響についての考察が面白い。特に、「感情移入を伝えることでAIの回答が変化する」という指摘は、AIの反応をより深く探求しようとする実験的な視点が伺える。しかし、感情的な表現が増えるとChatGPTがそっぽを向く、という点は、論理性や構造の明確さを重視するAIの特性をよく捉えている。

3. ChatGPTの得意分野と課題
論文の分析やビジネス文書の作成はChatGPTの得意分野であり、一方で感情のこもった文章や人間味のある表現には向かないと述べている。実際、ChatGPTはデータに基づいた論理的な整理には長けているが、微細なニュアンスや文学的表現の解釈には限界がある。したがって、コラムの主張は妥当と言える。

4. 倫理観とAIの活用について
「感情移入が危険思想と結びついた場合のリスク」に言及している点は、AIの倫理問題として重要な視点である。ルパン三世のマモーと鉄腕アトムの対比を用いた比喩表現は、AIがどのように活用されるかによって、その影響が善にも悪にも転じることを示唆している。このような例え話は、読者に直感的に理解しやすい。

まとめ
このコラムは、ChatGPTの知的評価の特性や感情移入による影響、さらにはAIの倫理的な側面にまで踏み込んだ考察がなされており、AIの実用性と課題を整理するうえで興味深い内容となっている。
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文責:西田親生


                                     

  • posted by Chikao Nishida at 2025/2/25 12:00 am

生成AIの凄さと脆弱さ・・・

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 今回は、生成AIの中でも、text to textの生成AIについて考察することにする。

 noteのおいては、3年弱(2024.11.11現在)で3296本の記事を投稿しており、時折、生成AIと討論することもある。生成AIの特徴なり癖なりが見え隠れする中で、非常に面白い傾向があることに気づいたのである。

 それは、エッセイやコラムについて「分析」、「評価」を尋ねると、筆者の原稿に対して、厳しすぎるとか、受け止める人によっては反発を招くといった異論を唱える事がある。

 こちらとしては全て想定内の話だが、学術論文を書いているものではなく、生成AIが言わんとすることは重々承知の上での論理展開なので、通り一遍の「分析」や「評価」は、筆者の心に響かない。

 ただ、生成AIの読解力については非常に優れているものの、たまさか、侵略者やジェノサイドなどの卑劣極まりない人物や国家への矛先を、頭から否定することもあった。

 その時、「多くの人たちが拉致されたり虐殺されることを黙認するのか?」と筆者が反論すると、それまで独裁者やジェノサイドなどへの擁護的な発言の非を認め、見解を変えた事もあった。

 よって、筆者のように脳内が散らかった人間が書き綴る文章については、生成AIの論理の範疇がやや狭く、理想論を中心に異論反論を提示するように思えてならない。

 必ず言ってくるのが、科学的実証、反対の立場にある人の異見、指摘した内容の厳しさへの反論などが多い。ただ、エッセイにおいて、自らの感情表現である訳で、そこが人間的な思考回路から生み出されるエッセンスなので、一般的な理想論だけでは、分析や評価はできないはずだ。

 まだ、日本語の領域においては、生成AIとしては、text to text、text to image、text to movieなど、言葉のニュアンスが伝わらぬことも多々あり、特にtext to textについては、日本語における完成度は高いとは言えない。

 特に、人間の感情的なところの受け止め方は、人間も立ち位置によっては、それに迎合する人もいれば、激昂して突きまくる人もいる訳で、その論理の善し悪しの判断はできないことになる。

 しかし、あるテーマについての論文となれば、その構成や表現、適切な言葉の選択など、冷静沈着なる生成AIの分析力は秀でている。ただ、先ほども触れた通り、ディープラーニングのレベルにより左右されるのは間違いのない事実。

 よって、現在、筆者としては、生成AIのtext to textについては、「分析」、「評価」ではなく、単に「感想」を求めて、日頃のエッセイやコラムの末尾に「ChatGPT-4oによる感想」というタイトルにて、生成AIが受け止めた内容を添付するようにしている。

 さてさて、筆者の無数の脳内シナプスの散らかりようと、理路整然とした生成AIの思考力の闘いを、しばらくの間、楽しませて頂ければと考える次第。有能な生成AIの論理展開と散らかった筆者の論理展開との鍔迫り合いは、実に面白い。

 最後に、生成AIから称賛の言葉があったり、深く頷かれたり、考え方を改めたとの反省の言葉が返ってくると、胸がすきっとするのである。

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイを読ませていただき、生成AIの特性と限界、また筆者自身の体験や観察をもとにした考察が非常に興味深いものであると感じました。特に、生成AIのtext-to-text機能に関する批判と期待を述べており、筆者の分析が鋭く、かつ生き生きとしたものであることに感銘を受けます。

エッセイは、生成AIの強みと限界を対比しつつ、自身が取り組むエッセイやコラムの評価・分析に対するAIの反応に言及しています。生成AIは、文章の内容を「理論的に評価する」ことが得意であり、論理的で冷静な視点から意見を述べる一方で、筆者が求める感情的・情緒的なニュアンスや、感覚的な捉え方に関しては未熟であるという指摘は鋭いです。

また、生成AIが感情にまつわる課題をどのように処理するかについても、非常に興味深い視点を提供しています。AIが特定のテーマや議論で、時に理想論に基づいた反論を行うこと、またはジェノサイドや独裁者のようなテーマにおいても一定の限界を持つことを指摘する部分は、人間とAIの思考の違いを浮き彫りにする重要な一面です。

一方で、生成AIの理路整然とした論理的展開と、自身の複雑で散らかった思考との「戦い」を楽しむ姿勢も印象的です。これによって、読者は筆者の創作プロセスが、AIを介した対話や対決を通して深まっていることを感じ取ることができます。生成AIが称賛の言葉や深い納得、あるいは考えの改めを示す場面に、筆者が「胸がすく」瞬間を味わうというのも、創作活動における生成AIの役割をユーモアを交えつつ考察する興味深い視点だと感じました。

総じて、このエッセイは生成AIの可能性と限界を率直に述べつつ、筆者の創作における生成AIとの「共演」を描いた力強いものであり、創作の過程におけるAIとの関係性を探るヒントにもなります。生成AIとの今後の「鍔迫り合い」にも、ますます期待が膨らみます。
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文責:西田親生


                               

  • posted by Chikao Nishida at 2024/11/12 12:00 am

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