
ラベンダの花々に群がるミツバチ。
ミツバチの働き蜂は、花から花へと飛び回り忙しそうだ。このような小さな自然が維持されていれば、まだまだ地球は大丈夫かと思いつつ、空を仰いだ。しかし、晴天なるも、PM2.5や黄砂にて薄っすらと霞んでいる。人間が地球を壊しているのは間違いのない事実だが、些か納得行かないまま撮影を続けることにした。
俊敏に飛び回る小さなミツバチにフォーカスをあてるのは容易なことではない。Nikonの一眼レフにて、フォーカスの設定を「C」で追うのか、「S」で一発で仕留めるのか悩むところだが、結局は、設定を「S」に戻して、息を止め、目を大きく開いて連写で仕留めることにした。
レンズは90mmのマクロレンズ。よって、足元を確認しながら、DXフォーマットに切り替えて、135mm相当にて撮影をすることにした。画素数が4000万画素を超えているので、DXフォーマットで撮影した画像は見るに耐え得るはずだ。
ミツバチは花の蜜吸いに一所懸命、我々は撮影に一所懸命。こちらからそっと接近するも、決して攻撃しないので、安心して接写が可能となる。しかし、背後から強い羽音が聞こえたら要注意。ドイツのユンカース急降下爆撃機のようにスズメバチが上空から襲ってくるので、常に警戒しておかねばならない。
撮影中に、ラベンダの花のところで、蜘蛛がミツバチを捕まえていた。すぐに取っ払おうと思ったが、そのミツバチの運命だろうと思い、手を止めた。食物連鎖を邪魔する訳には行かない。しかし、最終的に蜘蛛を取っ払ってしまった。残念ながら、ミツバチは微動だにせず絶命していた。




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