
寒くなってくると、野鳥の天国となる八景水谷湧水池(熊本県熊本市)。一年中、その池を守っているのが、小鷺、中鷺、大鷺、そして青鷺などの鷺一族である。
遊歩道があり、彼らは他所の鷺と比べれば、人慣れしている。青鷺など、4mほど近づいても逃げることなく、ぼーっと突っ立っている。
時折、水面スレスレをミサイルのように飛び交う翡翠(カワセミ)の姿も見掛ける。同所に撮影に訪れるフォトグラファーは、ほとんどが、その翡翠狙いである。
三脚を立て、椅子に腰掛け、何時間も翡翠が来るのを待っている。その辛抱強さには頭が下がるが、筆者は真似ができず、でっかい超望遠レンズを手に持ち、池の周囲を一回りして取材終了としている。
詐欺の鳴き声は煩いが、魚を獲る瞬間のダイナミックさは他の鳥にはなく、実に派手である。池の中を泳ぐ鮒や鯉をじっと見ているかと思えば、バシャっと頭を突っ込み、大物を仕留める。
この美しい湧水池に住み着いている白鷺一族は、食べものに困ることはない。何故なら、池には溢れるほど、鮒、鯉、そして鰻や蛇、蛙などが生息しているのである。
今年はどんなシーンを撮れるか分からないが、ZOOM研修会の野外活動とになった研修生撮影会にて「鷺撮り合戦」を行おうかと楽しみにしているところである。








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写真・文責:西田親生
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