▼水前寺東濱屋の特上鰻のせいろ蒸し

本当に凄い&旨い料理とは・・・マスコミや雑誌社が、土下座してでも取材させて下さいというものだろうか。
「宣伝になるから、取材どうですか?」と言って、料理代金を支払いもせず、取材スタッフがガツガツ食べて、掲載されるような料理が本物なのだろうか?それは、違う。また、或る媒体に掲載されて、その料理人が喜んで自慢しているくらいなら、その程度のものだろう。
過去において、帝国ホテル、ホテルオークラ、ザ・リッツ・カールトン、グランドハイアット、伊勢長など多くのホテルレストランや街場の有名食事処など、取材許可を得て取材した経緯があるが、大変高額ではあるけれども、全て、料金を支払って記事やグルメ本を書いてきた。
ローカルテレビ番組のタレントがワイワイ騒いで食べている様子が番組となっているけれども、正直なところ、料理人やその料理に対して大変失礼なことである。
まだ食べたことのない消費者に、その料理を伝える伝道師みたいに思い込んでいるタレントの方が断然多い。食文化も学ぶことなく、ただひたすら喰まくったものを「凄い!旨い!エーーーー!」と絶叫している。
先般、昨年の某番組で紹介されたレストランに行ってみた。予想通り、酷いステーキ肉だったので、二度と行くことはなかろうと。取材だからと言って、普段より手の込んだ料理を出しては、それは嘘になる。だから、情報と異なるものをサーブされるとキレてしまうのだ。
私は原稿を書く前に、初めて足を運ぶところでは「写真を撮っていいですか?」と言って許諾を得る。最後に料金を支払って「この料理を記事にしていいですか?」と言って、再度許諾を得る。そして記事として掲載することになる。
頭から取材となると、どうしても普段通りとはならない。虚偽の情報が消費者に届いては、逆に不快感を与えてしまう。勿論、テレビ番組であれば仕方ないのだろうが、取材される側も、自然体で普段通りに料理をサーブすれば良いだけの話。
何はともあれ、「取材は不要だ!」と言えるほどの店が、本物なのだろうと。
※料理写真は、私が安心して楽しめるレストランの料理である。日頃と変わらず、いつも通りの料理を食しているが、そのスキルの高さとシェフの拘りを感じる逸品ばかりである。
▼四川料理 桃花源のビジネスランチ(一部)

▼ダイニングキッチン 九曜杏 和風ハンバーグステーキ
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