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カルガモにフォーカス!

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 熊本市内の遊水池として人気の、八景水谷公園。コロナ禍と言えども、四季は移り変わり、カルガモやヒドリガモなど、多くの渡鳥が飛来する季節となった。今回、対岸近くを遊び回るカルガモにフォーカスを当て、その愛くるしい表情を捉えることにした。

 ヒドリガモと比べると、カルガモの方がやや神経質なのか、なかなか近くへ寄って来るそぶりもない。対岸近くを数羽が泳いだり、水面にプカプカと浮かんで寝ているものもいる。カルガモの目がとても可愛いので、シャッターブレを起こさぬように、しっかりと手元を固定して撮影。

 実は、白鷺や青鷺の捕食の瞬間を撮影するのが目的であったが、同公園は、想定外に年配の方々が多く、歩いたり、お喋りしたり、更にはトランペットを吹く人もいて騒々しく、白鷺や青鷺の姿はなかった。写真家の話を聞くと、午前中の静かな時が捕食の撮影に良いとの事である。

 時折、ピーピピピッとカワセミのさえずりが聞こえる。ここでカワセミに浮気をすれば、気が散ってフォーカスが乱れてしまう。頭の中で耳栓をして、カルガモに集中することにした。しかし、食後なのか、昼寝をしているカルガモが多く、動きのない写真ばかりとなった。

 先日、写真仲間の一人が、八景水谷公園にてミサゴや青鷺の捕食の瞬間に遭遇し、ボルテージが上がりっ放しと言う。先ほど電話があって、その詳細を聞くと、ミサゴの捕食の撮影は2年ほど遠ざかっていたので、じわじわと当時の大きなニゴイをゲットしたミサゴを思い出した次第。

 さて、次回のテーマは「ミサゴ」。なかなか午前中に動けないので、山鹿市の菊池川近くに生息する「午後4時半のミサゴ」(勝手に命名)を狙うか、または、午後から同公園に現れるミサゴを待つか悩むが、ホバリングから川面に急降下するミサゴの勇姿が脳裏を過ぎるばかりとなる。


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▼昨日、海外の写真愛好家グループ(非公開Facebookグループ)で2位をゲット
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▼2年前に撮影したミサゴ
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文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2021/1/16 12:00 am

八景水谷公園の野鳥たち・・・

▼ツグミ

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 昨日は、熊本市内も風が強く冷たく、日中でもダウンジャケットが必要なほど、寒かった。月曜日は、八景水谷公園の「水の科学館」が休館なので、手前にある駐車場に車を預け、同園の野鳥観察へと足を運んだ。

 寒いので人の姿は少なかったが、野鳥も同様に少なく感じた。歩く途中に飛び回る野鳥を追いながら、やっとのこと、ツグミやジョウビタキ、小鷺、そしてセキレイを撮影をすることができた。

 なかなかじっとしてくれない野鳥たち。それも、木陰に隠れるように枝に留まるので、逆光で影絵のようになったりで、四苦八苦しながら撮影して行った。されど、じっとしている花々を撮影するよりも、動きや表情のある小動物は面白い。

 私事だが、先日、庭の雑草刈りとジャングルになりかかった木々の枝下ろしを行なった。金柑の枝に覆い被さる蔦を引き摺り下ろしていると、野鳥の巣を数カ所発見。直ぐに作業を止めようかと思ったが、惰性のまま作業を続けたのである。

 もしかしたら野鳥の寝ぐらを奪ってしまうのではないかと心配しつつ、汗だくの作業が続いた。日暮れ近くになり、自宅窓から刈り取った草や剪定した金柑、ヒイラギ、南天の木々を見ていると、目の前にジョウビタキのオスが不安げに降り立った。

 やっぱり、ジョウビタキの巣立ったのかと、大変申し訳く思った次第。それから十数分して、ジョウビタキのメスも近寄ってきた。悪いことをしたなと思いつつ眺めていると、ヒイラギの木の中に入ったので、家移りするのかと、一安心。

 我々人間は、自分の居所維持管理のために、草刈りをしたり枝下ろしをする訳だが、野鳥からすれば、とんでもなく迷惑な話となる。野鳥側と我々の境界線がどこなのかは定かでないが、今回のように、無闇矢鱈に刈りまくるのも如何なものかと、猛省。

 1日経っても、庭ではジョウビタキやヒヨドリなどの鳴き声が聞こえているので、スカスカに剪定された木々に、新しい彼らのアパートを建ててもらえればと期待するしかないが、不安に満ちたジョウビタキの表情は、脳裏に焼き付いてしまったのである。


▼ジョウビタキ
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▼小鷺
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▼セキレイ
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文責:西田親生

         

  • posted by Chikao Nishida at 2020/12/15 12:00 am

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