
昨日、熊本ホテルキャッスル代表取締役社長である角田吉顕氏に無理を申し上げ、ポートレートのモデルになって頂いた。実は、以前モノクロームでの撮影をしたのは良いが、その時、カラー撮影を忘れていた。
同氏の業務の合間を見計らって、十数分ほどの取材時間であったが、少々認識が甘かった。実は、撮影場所の照明やガラス窓からの外光の入り具合を調べていなかった。室内には二種の照明、そして雲の流れにて外光が秒刻みに変わるのだった。
最初は半逆光気味の撮影をイメージしていたものの、照明との戦いに気を取られ、満足の行く写真が撮れなかった。ポートレートはとても楽しいが、室内での撮影は、すこぶる気を遣う。レフ板もなしで、無欲にて見たままの状態を撮影することにした。
カメラ本体は2台持参した。レンズはそれぞれに90mmと50mmを装着。被写体としては素晴らしいが、メガネレンズと眼球との隙間がとても気になる。眼球にフォーカスを当てると、レンズやメガネフレームがややボケてしまう。それも、微妙にである。
ポートレートの命は「眼球」にある。室内の光は遠慮なく、波打つように黄色だったり、白だったりと。それに、外光が意地悪をどんどん仕掛けてくる。証明写真では無いので、少々斜めからの撮影をすることにした。
眼球やメガネレンズに、御構い無しにガラス窓の景色が映し出される。気持ちは、メガネレンズの向こうの眼球にキラリとした光を期待していたが、なかなか思ったように、映り込みは言うことを聞いてくれない。・・・本当に、難しい。まだまだ修行が足らぬと自分に言い聞かせたのであった。
▼Nikon D850+90mm f2.8

▼Nikon D850+90mm f2.8

▼Nikon D850+50mm f1.4

▼Nikon D850+50mm f1.4

▼Nikon D850+50mm f1.4

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