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困惑するホテルマン!?・・・

▼記事内容と写真は関係ありません。

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 或る日のこと、県外に住むホテルマン(田舎のホテル)から相談があった。

 「先日、玄関先でテレビ局の下請けプロダクションだと思うんですが、3人の男性がタクシーに乗り込む時に、どうしても助手席に1人、後部座席に2人座ると言いだして、タクシードライバーに強く言い寄っていたんです。タクシードライバーは、助手席は御免被りたいと、後部座席に3人乗るように言ったのです。そこで、プロダクションの1人が、『お前が運転手に交渉しろ!』と、私に向かって、『お前』と言って、激しい口調で責めてきたので、すごく困惑してしまいました!」と。

 ヨーロッパのフランスなどでは、先ず、タクシーの助手席は絶対に提供しない。防犯が一番の理由であるが、ここで問題なのは、『お前が運転手に交渉しろ!』という、非常に無礼な言い方が問題となる。どれほど有名なテレビ局なのか、プロダクションなのか分からないが、『お前』と横暴にも言ってしまった時点で、その人物なりプロダクションの「民度」の低さが窺い知れる。ホテル側としては、可能な限り、お客の要望に添うように動くかも知れないが、タクシードライバーが拒否(規則ありき)するのであれば、従わざるを得ない。

 また、こんな事も言っていた。

 「常連客は大変有難いのですが、とても行儀の悪い常連客が増えてきたようで、いつもハラハラドキドキしています。特に、高齢者の常連客は周囲のことも考えずに、自分たちの注文ばかりを最優先して、こちらからのサジェスションを完全に遮断するんですよ。『おい、この荷物預かっておけ!』とか『いつもの席を取っておけ!』と、とても乱暴な命令で、それも当たり前のように言うんです!」と。

 熊本県内のあちこちのシティーホテルを見ていても、時には御行儀の悪い常連客もいれば、全くホテルの利用法を知らずして、花見気分、運動会の場所取りのように、ホテル施設を自分の庭の如く乱暴に扱う客もいないと言っては嘘になる。酷い時は、デパートなどでも、トイレで粗相をしても、平気で汚したままの状態で出て行く人もいる。全て「民度」に問題がある。

 勿論、お客に必要なことは「ホテル施設利用におけるマナー厳守」が前提となる訳だが、「金さえ落とせば、無理難題も強制できる!」と思い込んでいる田舎者が多い。しかしながら、そのように「民度」の低いお客が多いと言うことは、ホテル側に問題がないとは言えない。何故ならば、ホテルとは、特にシティホテルとは、その地域の「文化発信基地」として役割を果たすべきものであり、お客に対しても、さりげなく、「文化レベルの向上」に努めなければならない。

 しかし、田舎になればなるほど、残念ながら、お客の質は底辺にまで落ちてしまうのである。ホテルロビーやレストランで、大音響にて方言の雨霰。さらに、スタッフを呼び捨てにしたり、女性スタッフから個人情報を聞き出そうとするエロジジイも、あちらこちらで出没している。されど、お客の質を上げるのは、そう簡単なことではない。長きにわたり「悪しき慣習」がへばり付いていれば、それを取り除くのに、長き腐れ縁の期間が長ければ長いほど、気の遠くなるような努力が必要となる。

 何はともあれ、田舎において、ホテル文化に無知な団塊の世代以上の高齢者へ、「ホテルとは何ぞや!」と物申しても、聴く耳も持たぬ場合が殆どである。車の運転マナーにしても、この団塊の世代以上の高齢者には爆走族が多く、平気でセンターラインを跨いだり、車を停めて待っていても会釈もせず、仏頂面でかっ飛ばして行く。何ともまあ「最低民度」の人間だろうと呆れてしまう。日々、車の運転をする筆者であるが、御行儀の悪い高齢者を毎日のように見るのは、既に、お腹いっぱいとなっているところだ。

 前述の田舎にあるホテルのホテルマンの「愚痴」は、「ホテリエ」としては公言してはならぬことではあるが、実態を聴けば、相当なストレスがその人物に覆いかぶさっているに違いない。よって、道徳の時間で、小学校、中学校の頃から、「ホテル文化と食文化」、「プロトコール」くらいは、しっかりと植え付けておくべきものではなかろうかと考える次第。


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文責:西田親生

               

  • posted by Chikao Nishida at 2019/12/25 03:48 am

散策中に脳裏を掠めたこと・・・

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 本日も、旧細川刑部邸の庭園に舞い降りた。熊本地震前の同園は手入れが行き届き、いつも美しく整備され、散策も楽しかった。しかし、最近は、梅のシーズン、紅葉のシーズンのみ無料一般公開となり、庭園の整備ができないというのが実情のようだ。

 今回の無料開放期間に立ち寄った、特に海外からの観光客は、とてもラッキーな方々ばかりだ。されど、同庭園には鉄製の支柱やテント、その他小物などの人工物が沢山あり、撮影時には、背後の人工物を避けながら、右へ寄ったり左へ寄ったりと落ち着かない。

 折角の鮮やか色染まった庭園が、散在する人工物で、完全に景観が損なわれてしまうのだ。門から入り、ゆっくりと奥へ奥へと足を進めて行くと、左右に違和感のある人工物が、思いの外、嫌味ったらしく目立っている。

 人工物を凝視しながら、ふと、レストランの事が頭に浮かんだのだった。レストランホールでも厨房でも言えることだが、「整理整頓」、「清掃」、「磨き」が完璧な処と、そうでない処を考えている筆者がいた。(撮影を完全に忘れている)

 レストランホールを見回し、無駄な置物や掛け物が有りはしないか。レストラン入り口前には、ガチャガチャとパネル類が立っていないか。天井の汚れやクスミはないか。食器やシルバーなどに水垢や埃はついていないかと、過去に足を運んだ色んなレストランを思い起こしていた。

 埃だらけの所で、食事が美味しいはずがない。汚れたトイレを見れば、二度と行きたくはない。換気が悪く油の蒸気が充満している処は、スーツや着物姿では入れない。民度の低い客の「大声」が木霊する処へは、足は遠のくばかりとなる。

 人は、知らず知らずの内に、「美しい」ものへと心が惹かれる。幻の染「辻が花」であれば兎も角も、一般的には咲きはじめの、瑞々しい花々の美しさを好むのは当然のことだろうと。レストランも同じく、美しい処へは足は軽やかとなり、そうでない処は敬遠する。

 本日は、二日連続の旧細川刑部邸の取材だったが、ガサツな日本人と礼儀正しいアジア系の外国人の姿が対照的であった。日本人はカメラの前を堂々と、お行儀悪く会釈もせず通り過ぎる。外国人は、こちらの撮影終了まで横で静かに待っている。そして会釈して通過する。

 世界第二位の経済大国と自負していた日本だが、今では世界第三位。このままでは、加速度を増して先進国から脱落しないかと危惧するばかりとなる。民度の低さは、最近、あちらこちらで見受けるが、遭遇するたびに、日本の将来は、怖くて怖くて、イメージさえ湧いてこないのである。


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文責:西田親生

             

  • posted by Chikao Nishida at 2019/11/29 03:52 am

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