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観光客で賑わう水前寺成趣園(3)

▼古今伝授の間
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 陽が傾きかけた古今伝授の間(水前寺成趣園)を撮影したのは初のこと。ホワイトバランスを晴天にして撮影したところ、普段よりもやや赤みがあり、マイルドな絵面となった。しかし、曇天であったために光の射し具合が思いの外弱いので、シャープに紅葉の美しい透過を写し出すことはできなかった。

 その他、何か面白い被写体はないかと歩き回っていると、奥の方にアオサギらしきものが見えたので、じわじわと静かに近寄り、3メートルほどの距離で覗き込むと、全く微動だにしない。オブジェなのかと首を傾げ、カメラの設定をちょっと弄った瞬間に、その首だけがグルッと回った。

 「生きているし!」と呟くと、その角度のままで、また動かない。左手より英国からの観光客が私の撮影終了を待っていたようで、「Go ahead, please!」と促すと、その女性もデジカメを取り出し、パントマイムを目の前で披露しているアオサギの撮影を始めた。成鳥ほど大きくない、このアオサギ。ただ、右足を痛めて、じっとしているのかも知れないと・・・。

 それから5分ほど我々が撮影しても、全く警戒しないアオサギ。撮影を終わると、やっと動き出し、古今伝授の間近くの岩へ向かって飛んで行った。菊池川、内田川、千田川などの鷺は警戒心が強く、人馴れしていないので、この距離での撮影は不可能だ。英国からの観光客も、動物園にでも来たかのような感覚で、恐竜の子孫を撮影して楽しげであった。]


▼古今伝授の間周辺の紅葉
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▼人馴れしているアオサギ
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/11/28 12:10 am

観光客で賑わう水前寺成趣園(2)

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 水前寺成趣園や熊本城など、海外からの観光客で多いのは、中国人、韓国人、そして思いの外、イギリス人が多い。

 イギリスは日本と同じく島国でもあり、歴史と伝統を重んじるお国柄。また、王族と皇族、騎士道と武士道など、共通点が沢山ある点。更には、海外旅行のターゲットとして安全安心面と美しい自然を重視すれば、日本の人気は当然の如く高いはずだ。

 先般お会いした英国のご婦人やその他カップルを見ても、流石にお行儀が良い。アジア系のツアー客のように、祭りのようにワイワイ騒いだり、撮影中の筆者の横や後ろでシャッターを切る人など一人も居なかった。

 筆者の場合、観光地では、互いに会釈をして会話を交わすことが多い。しかし、アジア系から話しかけられたことは皆無である。ちょっと歴史などの質問をしてくれれば、いつでもさらっと解説してやろうという気はあるものの、今まで外国人観光客でじっくりと話をしたのは、アメリカ、イギリス、スイス、イタリアの方々だった。

 スイスの方からは、筆者がグルメ通と知ってか、帰国後にわざわざスイスのグルメ本を送ってくれたのである。とても嬉しかった。今でも大切にしているが、お会いして既に2年以上が経ったようだ。アメリカから来熊したプロのミュージシャンとは、熊本ホテルキャッスル11階でアカペラで合唱したことも懐かしい想い出となった。

 海外からの観光客が増えるのは良いが、観光施設担当者や住民のコミュニケーション能力を高めない限り、彼らは、表層的なものだけの想い出として、日本を去ってしまう。できれば、わずか数日間の滞在だとしても、できる限り、「真の日本」を知ってもらう。それが一番大切なことではなかろうか。

 爆買いしたり、レストランにキムチや妙な香辛料などを持ち込むアジア系の人たちにも、「おもてなし」以外に、「旅のモラル」を教えてあげるのも一つのコミュニケーション手段かも知れない。何故なら、「おもてなし」とは何でも有りを容認するものではないのだから。よって、「旅のモラル」を、しっかりとアジア系のエージェントへ周知徹底させる必要があるようだ。

 蛇足ではあるが、海外から足を運ぶ観光客も、国内からの観光客も然りで、お客も受け皿側も「お客様神様です!」的な発想は、既に時代錯誤としか言いようがない。

 
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/11/25 12:19 am

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