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熊本城は、生きている。

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 今日は熊本城の取材を思い起こしてみた・・・

 生き物のように思える城郭。

 一つ一つの櫓が、瀕死の状態であるのが現実である。

 威風堂々としていた堅固なものが、実は、人の心と同じように脆弱だった。

 樹齢400年を超える大楠が根を張り巡らせている。それも、9万年前の阿蘇山の火砕流の上に。

 深さ40メートルを超える井戸たち。大昔の火砕流の厚みを知ることができる。

 人造物と自然との深く絡んだ接点でもある。

 戦場さながらの熊本城。

 しかし、城は今も尚生きている。


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  • posted by Chikao Nishida at 2016/6/23 02:04 am

震災から2ヶ月経った熊本城(4)

▼宇土櫓

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 見るも哀れな、戌亥櫓(写真下)。筆者が大好きな櫓の一つだが、無残な姿に変わり果てていた。

 櫓自体はどうにか立っているものの、その左側の石垣はほぼ全滅状態。櫓を支える石垣も内臓を抉られたかのように、ぽっかりと穴が開き、左手のわずか1本の石の柱が、健気にも崩壊を防いでくれていた。

 ワイドレンズで戌亥櫓から城郭全体を撮影すると、また、趣が異なり、美しい熊本城全景を見ることができるのだが・・・。実に残念な結果となった。

 震災の恐ろしさを知らされた今回、これから復興への道は遠いけれども、何とか1日でも早く震災前の威風堂々とした熊本城を眼前にしたいと願い、今回の取材を終了することにした。

 しかし、熊本ホテルキャッスルから久しぶりに宇土櫓まで足を運び入れ、日頃から運動不足解消のコースとしていたので、楽しみが一つ戻ったようで、帰りは汗だくとなっても、心地よい取材となったのである。


▼戌亥櫓
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/6/20 12:00 am

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