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一眼レフデジタルカメラの底無し沼にて・・・

▼取材風景(photo by アシスタントフォトグラファー)

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 カメラに出逢って何年経ったのだろうか。最初に手にしたカメラは、ミノルタの小型フィルムカメラだった。中学3年生の修学旅行の時に、父に借りたポケットサイズのカメラ。何でもかんでも眼前のものを撮影して、1日でフィルムが足りなくなった記憶がある。

 それから数十年が経ち、現在手にしているのはNikonの一眼レフデジタルカメラである。最初に一眼レフデジタルカメラを入手したのは1999年であった。Nikon D1が世に出た時は、目の玉が飛び出るほど衝撃を受けた。しかし、値段が高い、重い、画素が少ない。

 Nikon D1はレンズ付きで80万円を下らなかった。清水の舞台から飛び降りる心地にて、クレジットカードを差し出し、某店にて購入したことを、昨日のことのように覚えている。持ち帰って、触りまくり、全く眠れず、徹夜となった。

 それから21年が経つ。フィルムカメラは今でも欲しいけれども、仕事柄、スピードと画質を求めれば、どうしても一眼レフデジタルカメラに頼ってしまうのである。画素数も日毎に増え続け、最近では4000万画素など当たり前の時代となった。

 前置きが長くなったが、仕事柄、外出する時は、必ず左肩にはNikonの一眼レフカメラがぶら下がっている。時には、超ワイドレンスを装着したり、鳥狙いであれば超望遠レンズをぶら下げての取材となる。

 好みのレンズはこれと言ったものはないが、使い勝手が良いのは90mmマクロレンズであろうか。本来ならば、70-200mm f2.8のレンズを使いたいけれども、レンズの重さを嫌う自分が居ることも確かなようだ。

 被写体としては、人が一番楽しい。とても素敵な表情や動きを切り撮った時は、何回も何回も見てしまう。ただ、コロナ禍の時代となり、ほとんどがマスク姿なので、表情を捉えるのが難しくなっている。

 最近は、クライアントからのオファーが少なくなったので、取材に出かけることが激減している。しかし、クライアント以外の情報でも、これと言ったものがあれば、どこでも足を運び入れて、記録したいと考える。

 眼前を記録、そして記憶。構図を考え、主人公と背景との配色を調整している中で、いつもf値で迷いが生じる。1枚として同じ写真は撮れない。そこがカメラの醍醐味であろうかと・・・。しかし、なかなか思ったように、カメラさんは動かない。

 レンズも同様に、カメラとの相性もあり、ある瞬間を切り撮った時に、「色味が違う!」とイラッとすることも多い。寝そべって写せば、もっと迫力ある写真が撮れると思いつつ、カメラの液晶画面をずらしてズルをする。

 何はともあれ、認知症予防にはカメラが一番だと豪語する筆者であるが、生涯百点満点を取れぬのが、カメラである。機器の設定は無限に近いが、瞬間的にその周辺の光や空気の重さなどを感知して、被写体に対う。

 諦めず、しぶとく被写体を追わなければ、決して良い写真は撮れない。それが分かっていても、さっさと次の場所へと足が向く。結局は、自分の精神状態がそのまま写真に出てしまうので、精神衛生は常にしっかりとする必要がある。

 近頃はスマホの台頭により、簡単に静止画も動画も撮れてしまう。一眼レフデジタルカメラの重さと複雑さを考えれば、「え?これで、こんなに撮れるの?」と驚くこともあるが、じっと見ると、どこかが違う。

 それは、一眼レフデジタルカメラの奥深さである。写真を微に入り細に入り観察すると、「なるほど、一眼レフカメラは、ここが違うんだ!」と独り言を呟くほど、質感が異なるのである。まあ、自己満足の世界であることには違いない。

 因みに、筆者の本業(専門)は、IT総論各論、企業広報戦略、パソコンの戦略的活用、ホテル文化と食文化、商品開発、人材育成(各種マネジメント)、書によるロゴデザインなどのコンサルタントであるが、ロゼッタストーンブログNews(筆者が撮影した写真とその記事)アクセスは、つい最近、1200万件を超えてしまった。

 よって、知名度アップのための取材はお手の物なので、是非、お声をお掛け頂ければと・・・。

※ご相談は、筆者Facebookにて、お気軽に。
 https://www.facebook.com/dandl.co.jp/Link


(以下写真群は筆者の拙作)

▼熊本地震で被災した旧細川刑部邸と野良猫
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▼熊本地震前の熊本城(大天守と小天守)をオールドレンズで撮影
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▼普賢岳遠景
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▼アゲハチョウの乱舞
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▼京料理「えのきぞの」の店主 榎園豊成氏
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▼京料理「えのきぞの」の土鍋炊きご飯
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▼ザ・リッツ・カールトン東京(取材許可あり)
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▼グランドハイアット(取材許可あり)
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▼ホテルオークラ(取材許可あり)
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▼ホテルグランヴィア京都(取材許可あり)
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▼熊本ホテルキャッスル(取材許可あり)
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▼彼岸花(水辺プラザ/熊本県山鹿市鹿本町)
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▼黄色い花
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▼Texas star hibiscus
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▼八景水谷公園(熊本市)
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▼取材風景
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◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
 https://www.dandl.co.jp/Link
文責:西田親生

                           

  • posted by Chikao Nishida at 2020/9/24 12:00 am

2019年カメラライフ・・・

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 あっという間の、1年間。2019年を振り返ると、一言で「気合いのないカメラライフ」だった。

 周囲の多種多様な仕事環境の変化もあり、また、レンズ交換でさえも面倒臭がる自分が居たことは間違いない。ここ数年間で、唯一「赤点」の一年となった。よって、印象に残るような作品は皆無に等しい。

 特に、ミラーレスデジタルカメラの進化により、筆者が保有するペンタプリズムありの一眼レフは、バズーカのように重い、そっとシャッター押したつもりがシャッターブレあり、連写も無意味。

 本来ならば、広大な自然を超ワイドで捉えたい気持ちがあるものの、熊本の地で格好の場所といえば、限られてしまう。あちこちで、カメラを構えても、やはり、狭い日本を思い知らされる。

 筆者が主宰している写真愛好家グループ「Obscura Photo Club」には海外からの参加者が圧倒的に多く、特に、ギリシャの古代建造物と透き通るような海を見ると、ため息が出てしまう。

 よって、自然と「侘び寂びの世界」へと入り込みたくなる時もある。染め物であれば、「辻ヶ花」。虫喰いの跡など、今にも椿の花が落ちそうな瞬間や苔むした園に落ちた団栗や落ち葉・・・。

 いろんな人から、筆者の作品は「寂しさがある」と言われる。性格的に全く根暗ではないのだが、どうしても「和」を追究したがる何かがありそうだ。だから、キヤノンよりもニコンを選んでしまうのかも知れない。

 また、ある老舗写真店の店主から「写真は美しいものに限りますよ!」と言われたことがある。「美について」・・・高村光太郎の著書を思い起こしながら、来年の取材スタイルを一変しようかと・・・。


▼2019年1月
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▼2019年2月
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▼2019年3月
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▼2019年4月
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▼2019年5月
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▼2019年8月
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▼2019年9月
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▼2019年10月
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▼2019年11月
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▼2019年12月
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文責:西田親生

             


  • posted by Chikao Nishida at 2019/12/29 05:26 pm

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