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脇宮盛久料理長の「野点弁当 いろどり膳」

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 本当に久しぶりの、ダイニングキッチン九曜杏(熊本ホテルキャッスル1階)。同レストランでは、和食と洋食を楽しめるけれども、今日は和食コース料理「野点弁当 いろどり膳」を選ぶことにした。

 ホテルレストランと言えば、結構なお値段でもあり、庶民である筆者にとっては敷居の高いところだが、同レストランは思いの外リーズナブルなランチタイムを楽しむことができる、必要不可欠な存在となっている。

 同コース料理は、写真下ようにデザートを含めて3,000円(税サ込)であり、大都市部では考えられぬ値段である。要らぬ世話だが、粗利はほとんど無いと見ているが、旬の春野菜も一緒に楽しめるのだから、至福の極みである。

 途中で、同料理長が挨拶に見えたので、話が盛り上がり、右手に箸を持ったまま、目の前のランチを忘れてしまった。しかし、全て舐めるように美しく完食したので、ギャルソンへ「料理長にこれを見せて、大変美味しかったと確と伝えてくださいよ!」と言って、お膳を引いてもらった。

 レジにて支払いを済ませ帰ろうとした時には、同料理長がわざわざ見送りに来てくれた。そこで暫しの別れを告げ、同ホテルを出た。

 いつも思うことだが、自称グルメ通の筆者にとっては、食事処の料理長との良好なる信頼関係は絶対に欠かせない。ランチタイムであろうが、ディナーの特別料理であろうが、互いは料理人と客との「真剣勝負」として闘うので、尚更のこと。

 素晴らしい料理ばかりの時は絶句して白旗を振ったり、何か微妙に味にブレがある時はしっかりと問題点を伝え、更に互いの信頼関係を大きなものとして行くのが、筆者流のグルメの楽しみ方としている。

 その点、ブレのない脇宮盛久流の和食。特に会席料理(特別料理)は、今まで何度もVIPの接待に利用させて頂いたけれども、全ての客人が腰を抜かすほどのものばかりあった。互いの信頼関係ならではのものだと考える次第。

 今日はランチタイムでリーズナブルなコース料理「野点弁当 いろどり膳」であるけれども、一つ一つの食材の取り扱いが丁寧で、旬の料理をご提供いただいたことへ、心より感謝申し上げるばかりである。
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[小鉢]海茸辛子漬け 魚の南蛮漬け 烏賊山葵和え
[口取り]日替わり焼き魚 出汁巻玉子 他五種
[煮物]季節の炊き合わせ
[造り]鯛 鮪 間八
[油物]春野菜の天麩羅
[替り鉢]大阿蘇鶏ジャポネステーキ
[蒸物]茶碗蒸し
[飯物]菜めし
[吸物]胡麻豆腐 じゅんさい 木の芽
[甘味]本日のデザート
プラス200円(サービス料・消費税込)でコーヒー又は紅茶をお付けいたします。食材の仕入れ状況により、一部内容が変更になる場合がございます。
上記価格は全てサービス料・消費税込価格です。

https://www.hotel-castle.co.jp/restaurant/kuyoan/Link
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写真・文責:西田親生


               

  • posted by Chikao Nishida at 2023/4/7 12:00 am

料理取材写真が「不快」だと、脅迫メールが飛び込んだ。

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 或る日のこと、筆者が数十年間取材してきた数万枚の料理写真を整理しながら、ZOOM研修素材としてピックアップし掲載していた時のことである。

 当時の全国取材は、(社団)日本鉄板焼協会の特別顧問兼広報戦略アドバイザーを受けていたので、全国各地の五つ星ホテルのレストランや、各地の超人気町場レストランの取材で東奔西走の日々を送っていた。

 中には、世界のホテルのホテルである「ザ・リッツ・カールトン」もあれば、国内ホテルでも老舗高級ホテルの「帝国ホテル」や「ホテルオークラ」、「グランドハイアット」などのレストランを取材して回った。

 滞在日程の関係で、一日目のランチをホテル東急の高級鉄板焼コース料理を取材。夕刻は、浅草方面にある人気鉄板焼レストランのコース料理を取材。翌日のランチでは、ザ・リッツ・カールトン東京の鉄板焼コース料理を取材し、完食して行った。

 更に、3日目は東京から博多へ航空機で移動し、ホテルオークラ福岡の鉄板焼コース料理、夕刻には同ホテル地階の広東料理のコース料理を取材試食するなど、胃袋と腸は爆発寸前となった。

 お陰様で、取材を強行する中で、筆者の「一生の宝物」となったのは、当時の多くの「匠」との出逢いである。そして、「匠」の温かい心が宿った、特別料理の数々。今でも、一つ一つの食材及び料理は、脳裏に色褪せずに焼き付いている。

 それを、「高級料理の写真を見るだけで不快だ!」と不躾なメールを送ってきた人物がいたのである。一見、「嫌がらせメール」のように思えたが、目を疑うような、憎しみが籠った「罵詈雑言」の数々に愕然とした。

 筆者は本業で全国各地を、それも自腹にて東奔西走していたので、取材した高級料理に「難癖」を付けられる筋合いはない。当時、レストランを貸切にして、一所懸命に特別料理を創ってくれていた「匠」への、「非礼なるメール」とも受け止められるので、筆舌に尽くし難いほど激怒した。

 驚いたことに、「嫌がらせメール」を送り込んだ人物本人は、地方の料理人だった。その人物が、他のジャンルの高級食材や料理の写真を見て、「不快」とは如何なものかと!?その人物の人格を疑わざるを得ないが、結局、諄い不躾なメールが3通も届いたのである。

 そこで、筆者は考えた。その人物は料理人ではあるが、全国各地で活躍し、スポットライトを浴びている「匠」への単なる「妬み」なのだろうと。そう考えれば、「不快」という言葉は、逆に、「匠」の崇高さを認めたことになる。

 そうなれば、「不快」の一言は、「私は雲の上にいる方々には敵わない。見ているだけで不快になった。凄い料理だ!」というふうに解釈すれば、何も問題はない。結局、自分の「完敗」を認めたのだから、それで良しとする。

 しかし、他人の仕事に対して、「横槍」やら「難癖」はあり得ない。同じ料理人であれば尚更のことである。この広い料理の世界を見渡せば、天才的な料理人もいれば、普通の家庭料理レベルの料理人もいる訳で、どのような料理を好むかは、お客様次第となる。

 何の根拠もなく、誹謗中傷するものではない。ただ、その人物が、上述のような罵詈雑言を日頃から発しているのであれば、自らの「赤恥」を曝け出すことになり、料理業界からオミットされても仕方ない。

 思い出したくもないが、挙げ句の果てには、「下衆の自慢話」、「貴方の仕事は辞めるべきだ」とまで書かれていた。よって、単なる「嫌がらせメール」が、事件性の高い「脅迫メール」になっていたのである。
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写真・文責:西田親生


                               

  • posted by Chikao Nishida at 2023/3/28 12:00 am

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