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トラップに御用心・・・

JOSUI


 近頃、オフィス固定電話へ、怪しげな営業電話が掛かるようになった。特に、熊本地震(2016年)後は急増しているように思われる。

 会社であれば固定電話は一般公開しており、法的にも「電話をするな!」と命令できない。勿論、着信拒否すれば問題はないが、受けてしまえば、結局、生産性のない、無駄な時間に付き合うことになる。

 つい最近、「電気保安協会」と名乗る怪しい電話があった。一瞬にしてきな臭いと判断したが、ある程度泳がせて話を聞くと、「動力盤の検査をしますので、15分程度で終わります。経営者の方の立ち合いが必要となります。よろしければ、検針のペラペラの紙がいつも届くと思うので、それを準備してください。」と言う。

 更に、「九州電力の動力をご使用のようなので、オフィス内の稼働率を調査し、経費節減の新たなプランを提案します。何時に伺えば良いですか?」と、馴れ馴れしいが、棒読み男の声が聞こえる。「全て九州電力と直接契約しているので結構だ!」と言うと、ガチャンと電話が切れた。

 何かトラップ臭く、口調なり、説明なりの不備な点、整合性の無さがバレバレではあるものの、「電気保安協会」と名乗れば、安心してそのトラップに引っ掛かってしまう高齢者も多々いるのではないか。後ほど、九州電力公式サイトを見ると、「電気保安協会と名乗る詐欺に注意!」と掲示板に書かれていた。

 以前、水道管漏水調査と言って、勝手に、地下に埋設されている水道管を見るためと言い、自宅の犬走りのコンクリート部分に数カ所穴を開けて、何の報告もなく、穴の部分を塞がずのまま、逃げていった悪質業者もいた。

 隣人宅では、屋根に登って瓦のメンテナンスを強要するような、数人の輩たちがいた。プロの瓦職人でもないのに、どうやって修復工事を行うのか、首を傾げるばかりである。隣人宅の屋根瓦に立つ姿は、逆立してもプロの職人に見えず、苦笑してしまった。

 名刺を見ると、いかにも安物のインスタント手作り。CIの香りも美的センスもない名刺である。大抵、会社名もナンセンス、白い軽ワゴンに荷台は汚く、実に怪しい。「悪質なトラップを仕掛けるより、まともな仕事をしたらどうだ!?」と言いたくもなる。

 熊本では、熊本地震、大洪水、台風などの被害を受けた建物が数多くあり、完全復旧していない家も多い。それを喰い物にしようと、浅知恵詐欺軍団があちこちを徘徊しているのである。世の中、「詐欺も職業の一つ!」と豪語するのは、アフリカのどこかの国だったりするが、日本では通用するはずがない。

 しかし、全国的に見て、人の心の隙間を狙ったり、認知症の老人を狙ったりする輩を見たり聞いたりすると、日本人としてすこぶる情けなくなり、その民度の低さに腰を抜かしてしまう。

 詐欺だったり不正がこの世に存在するのは否めない(即、殲滅したい気分となる)が、最後に、許し難いものを二、三紹介しておきたい。

 一つは、車椅子に座る認知症の老婆。その車椅子を後ろから押す施設の男性が、「3万円下ろしただろ!」とその老婆を何度も大声で叱責している。どうも老婆のカードを預かり、現金を毎回騙し取っているのではないかと勘繰ってしまった。車椅子の押し方も荒々しく、毎回恫喝して金銭を誤魔化し、小銭稼ぎをしているのかと・・・。

 二つは、或るショップにて買い物をしている老人。付き添いの施設女性スタッフが、現金を預かり、その老人の買い物を手伝っている。そこまでは別に問題はないが、支払いの際に、女性スタッフが自分のポイントカードを財布から取り出して、その老人の支払額を自分のポイントに加えていたのである。とんでもない話である。

 本当に、情けないことばかり。厚顔無恥とは、このような輩を言う。


▼以下、「九州電気保安協会」をご参考に!
 https://www.kyushu-qdh.jp/business/attention/Link

▼直接接客不要な会社や自宅玄関には、以下のようなものを貼られてもよろしいかと・・・
anti-sagi


▼蜘蛛の巣のようなトラップにも御用心!
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▼羽を負傷しているトンボにならぬように!
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写真・文責:西田親生

         

  • posted by Chikao Nishida at 2021/10/10 12:00 am

実話・「守銭奴」の愚策と実態・・・

▼記事内容と写真は関係ありません

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 随分前に遡るが、目の当たりにした「守銭奴」の愚策に腰を抜かした事があった。或る日の会食の事である、11名の仲間が集い、町場のフレンチレストランにて、ゴージャスな料理を楽しむことがあった。会費は一人1万5千円。

 さて、2時間ほどの楽しい会食が終了し、レジでの清算となる。ところが、その中から或る人物が幹事の如く現れ、各自から1万5千円、15万円を徴収したのだった。「ここは良いですから!私が済ませます。」と言いながら・・・。

 何事もないかのように、その即席幹事はテーブル席をぐるりと回り、自分以外の人たちから合計15万円を徴収し、レジに向かった。そこで、即席幹事は定員に向かって曰く「このカードでお願いします。」と。周囲の人たちは首を傾げながら、店を出た。

 即席幹事の後ろを通りながら見えたのは、徴収した現金をポケットに詰め込んでいた瞬間だった。この愚策は見え見えではあるが、良い気分ではなかったことを覚えている。その即席幹事のメリットは以下の点であろうか!?

(1)全部で16万5千円をカードで切れば、全額が自分のカードのポイントになる。
(2)16万5千円の領収証をその会社経理に渡せば、15万円の現金は私的なものとなる。
(3)即席幹事は経営者なので、その会社が全額を「接待費」として落とすことになる。

 開いた口が塞がらないが、2次会は予定して無かったので、店の外で解散となった。しかし、その即席幹事は意気揚々の足取りで歓楽街へ消えて行った。現在、その会社は無くなっているが、この「愚策」こそが全てを物語っているのである。

 また、「役員の職位を悪用したトラップ」という手法もあるようだ。

 これは、先輩後輩という間柄で巧妙に仕組まれたトラップだが、それを平然と長年続けている人物が居る。

 例えば、その先輩が後輩を呑みに誘うとする時、必ず、「俺が、おごってやる!」といった雰囲気を鼻先に付けている。蓋を開けてみると、高級クラブへ足を運び、レジにて法外な額を支払うことになる。

 そこで、その先輩は、「俺が、払っておく!」と、現地では、後輩は「申し訳ないです!」と思わざるを得なくなってしまう雰囲気。ところが、領収証をしっかりと握った先輩は、店の外に出て、「割り勘だよ!」と言って、20万円の内、半分の10万円を後輩から捥ぎ取るのである。

 つい先ほどまで「申し訳ないなあ!」と思っていた後輩だが、自宅に帰ってよく考えてみると、役付きの先輩が、翌日20万円の領収証を経理に持って行けば、経理は何も疑うことなく全額を渡すだろうと・・・。

 結局、このトラップは、先輩後輩の間柄を姑息にも自らの利益の為に仕込んだ「愚策」なのである。(本人は「秘策」だと思い込んでいるが)

(1)20万円は会社が接待費として負担することになる。
(2)後輩は10万円の現金を個人負担で凹むことになる。
(3)先輩は後輩から10万円を捥ぎ取ったことになる。

 どう見ても、これは詐欺でもあり、横領でもあり、背任行為でもある訳で、常に威圧的な先輩が後輩を利用した、小銭稼ぎであることは明明白白となる訳だ。しかし、「秘策」どころか「愚策」の連続に、周囲は「分かっていても、勝手にやってるから仕方ない。」で済ませているのだろうか。

 このような「守銭奴」が周囲にいてもらうと、すこぶる困るのだが・・・これが民度の低さと相まって、周囲に多大なる迷惑を掛けているところに、何もメスが入らないのがおかしな話となる。


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文責:西田親生

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2019/11/6 11:20 am

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