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「にしん蕎麦」を食べずして、京都へ行ったと言えない!

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 「にしん蕎麦を食べずして、京都へ行ったとは言えませんよ!」と、唐突に個人タクシードライバーが呟いた。ちょうど、10年ほど前の話である。タクシードライバーは京都検定2級を取得している、観光案内のエキスパートである。

 言われる通りに、その日のランチはタクシードライバーが紹介した「晦庵 屋河道屋」へ行くことにした。同店は江戸時代から続く、生そばの老舗である。数奇屋造りの店内は静かで、まったりとした時の流れを感じる、まさしく京の香りである。

 今まで何度か「にしん蕎麦」を食したことはあったが、同店の「にしん」はとても旨い。「にしん」特有の臭さがない。次の取材の関係で、ゆったりとした時間を楽しむことができず、不発に終わらぬよう、テイクアウトを注文し、同店を発った。

 昔を思い起こせば、京都取材となると、そのタクシードライバーに何度もお世話になった。子供の頃に映画のエキストラにもなったという、好奇心旺盛のタックシードライバー。筆者の京都への興味がどんどん増幅していったのは、このドライバーのお陰であった。

 先般、久しぶりにそのドライバーへ電話をしたのである。「もう歳も歳なので、ここらで退役しますわ!」と言って、個人タクシーの人生を終えたらしい。とても寂しく、残念に感じたが、退役の理由は「体力の衰え」だと言っていた。

 非常に勿体ない感じだが、「高齢者の交通事故」の報道が絶えない昨今、プロのドライバーとしての懸命なる判断であると思った次第。


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  • posted by Chikao Nishida at 2019/7/16 12:08 pm

老舗食事処の横綱・大関・関脇

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 ロゼッタストーン公式ポータルサイトには、60年以上も続く老舗食事処が、お陰様で三店舗も参加している。店を構え、長年続けられるには、何らかの秘策があるのではないかと思いを巡らせながら、各店舗のご紹介をしたいと考える。

<水前寺東濱屋> http://www.dandl.co.jp/higashihamaya/Link

 その横綱的存在は、140年の歴史と伝統を誇る「水前寺東濱屋」である。同店は、元々、現在の近代文学館横にあった料亭だが、現在は道路向かいに移転し、鰻専門の名門として、県内外にファンが多い。厳選された極上鰻を、同店伝統のタレに何度も付けながらの焼き方だが、3本の菜箸を操る料理長の吉田明さんの手捌きが凄い。中でも、1匹の鰻を捌くのに、僅か15秒と言う早業なのである。現在まで多くの有名人が足を運んでおり、余りの旨さに絵を描いてくれたという洋画家の野田健郎画伯。残されているのは水彩画だが、当時の料亭中庭に映り込む灯りや食を楽しむ人影が何とも言えず、風情がある。(予約をお勧めします)

<えのきぞの> http://www.dandl.co.jp/enokizono/Link

 次は大関的存在が、85年の歴史と伝統を誇る「えのきぞの」である。昭和9年に初代 榎園 豊さんが料理研究所を開設。昭和20年終戦の年に榎園料理学院を創立。それから昭和49年に2代目 榎園一雄さんが仕出しを始め、平成14年に三代目 榎園豊成さんが日本料理ENOKIZONOをオープン。更に、平成30年9月19日に大江から新屋敷へ移転し、「えのきぞの」と改称し、新たなスタートを切った。同店は懐石料理を中心として、ランチやディナーで素敵な料理をサーブするが、茶懐石などのケータリングの要請もあり、その技術の高さが窺い知れる。(原則として予約制)

<四季の味 やまもとや> http://www.dandl.co.jp/yamamotoya/Link

 最後は、関脇的存在の「四季の味 やまもとや」である。同店も六十有余年の歴史と伝統を誇る、益城町の名物食事処である。2016年4月の熊本地震により全壊した店舗や自宅。地震後、2年7ヶ月の空白を家族一丸となって再建に取り組み、昨年11月9日にめでたく復興した。初代は地震後に無念にも他界されたが、昨年の復興グランドオープンで、二代目 山本正一郎さんから三代目の長男 山本剛大さんと次男 山本紘士さんへバトンタッチを行い、現在、飛ぶ鳥を落とす勢いで、日々突進しているところである。懐石料理がメインとなるが、テイクアウト(お土産)の名物太巻き寿司やいなり寿司は、昔ながらの「やまもとやの心」を受け継ぎ、大変な人気となっている。(原則として予約制)

▼水前寺東濱屋(熊本市)・・・・・横綱

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▼えのきぞの(熊本市)・・・・・・大関
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▼四季の味 やまもとや(益城町)・・関脇
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  • posted by Chikao Nishida at 2019/1/6 12:00 am

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