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トラップに御用心・・・

JOSUI



 昔から、オフィスの固定電話へ、時折、怪しげな営業電話が掛かってきていた。会社であれば固定電話は公開しており、「電話をするな!」と命令できる法律はない(着信拒否すれば問題はない)ので、受けてしまえば、結局、無駄な時間、無駄な労力、個人情報漏洩に繋がる恐れもあるので、要注意となる。

 つい最近、「電気保安協会」と名乗る怪しい電話があった。一瞬にしてきな臭いと判断したが、ある程度泳がせて話を聞くと、「動力盤の検査をしますので、15分程度で終わります。経営者の方の立ち合いが必要となります。よろしければ、検針のペラペラの紙がいつも届くと思うので、それを準備してください。」と言う。

 更に、「九州電力では、動力をご使用の際に、オフィス内の稼働率を調査し、効率の良い稼働かどうかを判断し、経費節減に新たなプランを提案します。何時にお伺いすれば良いですか?」と、若い男の声が聞こえる。「経営者の立ち会いなど不要だ!」と言うと、トーンが変わり、それから、一切電話が掛からなくなった。

 何かトラップ臭かったので、最初から相手の口調なり、説明なりの不備な点、整合性の無さがバレバレであるものの、「電気保安協会」という名称を出されることで、詐欺軍団の悪質なるトラップに引っ掛かってしまう高齢経営者も多々いるのではないかと、危惧するのであった。

 以前、水道菅漏水調査と言って、勝手に地下に埋設されている水道管を見るために、自宅の犬走りのコンクリート部分に数カ所穴を開けて、穴の部分を塞がず、そのまま逃げた悪質な輩もいた。隣人宅では、屋根に登って瓦のメンテナンスを強要するような瓦職人もどきもいた。

 大抵、会社名も白い軽ワゴン車も汚く怪しいなものばかり。「こちらからコールバックするので、電話番号を教えて欲しい!」と言うと、さっさと切ってしまう。プロの瓦職人でもないのに、どうやって修復作業を行うのか、首を傾げるばかりである。隣人宅の屋根瓦に立つ姿は、逆立しても素人に見えて仕方なかった。

 熊本では、熊本地震、洪水、台風などの被害を受けた建物が多くあり、完全復旧していない家も多い。それを喰い物にしようと、浅知恵詐欺軍団があちこちで徘徊しているのだ。世の中、「詐欺も職業の一つ!」と豪語するのは、アフリカのどこかの国だったりするが、日本では通用するはずがない。

 しかし、全国的に見て、人の心の隙間を狙ったり、認知症の老人を狙ったりする輩を見たり聞いたりすると、日本人としてすこぶる情けなくなってしまう。

 詐欺だったり不正がこの世に多いのは否めないが、記憶に残っているのものを二、三紹介したい。一つは、車椅子に座る認知症の老婆、その車椅子を押す施設の男性が、「3万円下ろしたでしょ!」とその老婆を後ろから何度も大声で叱責している。どうも老婆のカードを預かり、現金を毎回騙し取っているのではないか!?

 二つ目は、或るショップにて買い物をしている老人。付き添いの施設女性スタッフが、現金を預かり、その老人の買い物を手伝っている。そこまでは互いの信頼関係がありかと思ったが、支払いの時に、女性スタッフが自分のポイントカードを財布から取り出して、その買い物の金額を自分のポイントにしている。

 日本人の民度も低くなったものだ。安易に、家族を施設になどに預けるものではないと考えさせられた。既に筆者の両親は他界しているので、その点は安心だが、行政や警察とは別に、悪質な施設やそのスタッフなりを、摘発し底攫いする機関を設け、詐欺師一掃法でも新たに制定したらどうかと・・・。

 我々はそのような悪質なトラップに騙されぬように、日々脇を固くしておく必要がある。例えば、固定電話は家族との連絡ツールとしては使用せず、ランダムに自分の携帯番号を教えることなく、更に、実在する各省庁、地方自治体、その他団体からの書簡のみを受け取り処理をすることに徹底すべきである。

 固定電話は留守録に限る。外部からアプローチできぬ環境づくりも重要である。事件や事故に巻き込まれぬようにするには、最終的には、外部からの怪しいアプローチの線を断ち切ることのみ、自己防御の道は残されていない。もし、執拗に輩が近づいてくるようであれば、さっさと警察へ一報することが賢明となる。

▼以下、「九州電気保安協会」をご参考に!
 https://www.kyushu-qdh.jp/business/attention/Link

▼直接接客不要な会社や自宅玄関には、以下のようなものを貼られてもよろしいかと・・・
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▼蜘蛛の巣のようなトラップにも御用心!
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▼羽を負傷しているトンボにならぬように!
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写真・文責:西田親生

         

  • posted by Chikao Nishida at 2021/10/10 12:00 am

コスモスが咲く季節に・・・

JOSUI


 最近、今日のランチは何にしようか、そして夕食はどうしようかと悩むことが多い。洋食も食べたいし、和食も食べたい。また、刺激を求めて四川料理を食したいと、色々と悩んでしまうのである。ただ、「密」にならぬ食事処を選ぶ必要があるので、その選択肢は当然ながら狭まってしまう。

 10月というのに、雲ひとつない晴天である。霞んでいるが、太陽光に当たりながら取材をすると、30分ももたない。マスクを装着してシャッターを切っていると、猛暑の夏と同じく汗が吹き出してくる。水分を取らねば、頭がぼーっとして、熱中症になりはしないかと、冷たいお茶を飲む。

 先日から熊本県北部を中心としてコスモスの咲き加減を見回っているが、菊池川沿いのコスモス畑はほとんど咲いていなかった。以前より背の低いコスモスばかりのようで、風に靡くコスモスを下から仰ぐのではなく、上からベタ撮りするような可愛らしいコスモスの花が咲くようである。

 山鹿市鹿央町支所付近の畑も見に行った。以前は、これ以上美しく大輪のコスモスは見たこともなかったが、今年は畑を耕してあったものの、コスモスの姿を見ることは叶わないようだった。とても残念だが、咲くのはいいが、その後の畑全体のメンテナンスが大変なのかもしれない。

 赤、白、黄、紫、ピンクと、コスモスの花びらの色は様々だが、柔らかで藻のような細い葉に包まれたコスモスの花々を撮るのは、とても楽しくもあり、時には油絵のような写真が撮れることもある。調子に乗ってアーティスティックに撮ろうと背伸びをすると、撮像を見て苦笑いするのである。

 蛇足ながら、コスモスを「秋桜(あきざくら)」と漢字で書くのは、山口百恵の歌「秋桜(コスモス)」がヒットしてから、よく使われるようになったという。勿論、外来種なので最初から漢字の呼び名は無かったはず。しかし、和名は日本人らしい季節感のある素敵な比喩的名称になっている。

 因みに、コスモスの語源は、ギリシャ語の「KOSMOS」に由来し、宇宙のコスモスもまた同じ語源のようだ。ギリシャ語では秩序、美、調和などを意味するようだが、海外の写真愛好家のグループでコスモスの写真をアップすると、思いの外、食い付きが良いのが理解できたように思える。


▼半高山(熊本県玉名郡玉東町)の花々
※オールドレンズ20mmを使用
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写真・文責:西田親生

       

  • posted by Chikao Nishida at 2021/10/8 12:00 am

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