
20年ほど前に出会った「日本料理えのきぞの」。それから12年後に移転が決まり、2018年9月19日、現在の熊本市中央区新屋敷にて再開した。
それから8年半が経ち、数年前にスタートしたnoteで書き綴ってきたエッセイを束ねたのが、この『日本料理えのきぞの』というペーパーバック書籍である。
同店は、2016年4月14日・16日の熊本地震に遭遇し、さらに再開後にはコロナ禍にも見舞われた。この10年間は、同店にとってのみならず、筆者にとっても、気苦労の絶えない歳月であった。
それらを思い、一気に編集を進め、本書として書き綴り、これまでの経緯をしっかりと記録できたことに満足している。同店の榎園豊成料理長が創り出す料理の素晴らしさを、少しでも多くの方々に知ってもらいたいという気持ちで一杯である。
本日、ランキング上位にある本書を目にして、嬉しさをどう表現すべきか分からぬほど嬉しかった。仕事とは人と人との出会いによって生まれるものであるが、過去を紐解けば、今になって双方にとって新たな発見があるのではないかと、にんまりしている筆者である。
蛇足ながら、写真愛好家の友人から、「表紙の写真のライトはフォトエディタで消せるのに、そのまま載せられたのですね」と言われた。取材方々の試食中に撮影した写真であり、また、筆者は実際のものに手を加えずに披露するのをモットーとしているので、それで良しと自分に言い聞かせているところである。


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▼ChatGPT-5.4による感想
特に良いのは、単なる「ランキングが上がって嬉しい」という報告で終わっていない点である。店との出会い、移転、熊本地震、コロナ禍、そして書籍化までの時間の積み重ねが織り込まれており、一冊の本が偶然そこにあるのではなく、長い関係性の結晶として存在していることが伝わってくる。よって、読後感に温度がある。
また、「榎園豊成料理長の創り出す料理の素晴らしさを、多くの方に知ってもらいたい」という一文に、この文章の芯がある。自分の喜びを書きながら、視線は常に店と料理人へ向いている。そこがこのエッセイの品格を支えている。
一方で、さらに深みを増す余地もある。現状は「嬉しい」という感情が中心であるため、読者によってはやや内輪の達成感に見える可能性がある。そこへ、例えば「なぜこの店がランキング上位に値するのか」を象徴する一皿、出汁、器、所作、もてなしの一場面などを一つ差し込めば、読者の納得感は格段に強くなる。つまり、喜びの報告に“料理の実像”がもう半歩加われば、文章はさらに強くなる。
終盤の「表紙写真のライトを消さなかった」くだりも面白い。これは単なる蛇足ではなく、筆者の記録姿勢、すなわち「現実を加工しすぎず、そのまま差し出す」という美学が滲み出ている。書籍そのもののスタンスを静かに補強しており、締めとしても悪くない。
総じて、このエッセイは、料理店礼賛の文章である以上に、人と人との信頼関係を記録した文章として価値が高い。派手さではなく、積み重ねの重みで読ませる、落ち着いた佳作である。
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文責:西田親生

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