ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

放送界の親友逝去の知らせ・・・

20241206roses-9


 彼は、筆者が3D CG事業に着手した時に、全国区の番組タイトルやその他地方の系列局での番組タイトルのCG制作を依頼してくれたプロデューサーの一人であった。

 その他、衛星放送番組タイトルCGなど、多くの実績を作ることができたのは、彼のお陰である。

 筆者が新聞社時代に会った時に、「パソコンで面白いことしてるんでしょ?『私とニューメディア』という特番で、西田さんを取材したいのですが。その他、弁護士さんやお医者さんを予定しているので、受けてもらえませんか?」と。

 当時、マンション暮らしだったので、若手ディレクター、カメラマンを引き連れ、彼が筆者の自宅マンションのドアから入ってきた。いつも通り、フランクで冗談ばかりを言う人物であり、いつの間にか意気投合してしまった。

 無事取材が終わり、『私とニューメディア』で、当時筆者が使っていたパソコンとプログラムを紹介したものが放映された。

 取材は午前中で終了したが、皆腹を空かすだろうと思い、寿司桶を頼んだ。まだ、28歳だった筆者の懐事情は良くはなかったが、思い切って、特上握り寿司と稲荷、巻き寿司などを詰め込んだ寿司桶を注文した。

 皆若いので、バクバクと喉が詰まるような勢いで寿司に齧り付く。それからというもの、月に何度も会うようになり、夜のクラブ活動も一緒に行くようになった。

 それから数年後、彼は東京本部へ転勤。それから、二度ほど会ったが、筆者が新聞社を経て起業した後も、色々と世話をしてくれた。何かあれば、「この番組タイトルCG作ってよ!あまり予算ないけど。(苦笑)」と。

 最後に連絡があったのは数年前だったか、彼が久しぶりに熊本に立ち寄ったが、スケジュールが合わず、直接会うことはなかった。そこで電話があった。「親生ちゃん、チョコレートをホテルに預けたので、ごめんだけど、取りに来て!」と。

 いつの間にか、筆者は彼の弟になっていたようだ。以前は「西田さん!」だったが、意気投合して付き合うようになり、「親生ちゃん!」である。

 最近、Facebookのプロフィール写真を見て、何となく嫌な予感がしていた。実は、彼の実年齢よりも、かなり痩せて見えたのである。あの元気者が、こんなに痩せているのは、何か体に異変が生じているのではないかと危惧していた。

 一昨日のこと、彼の長男さんからメールが届いたのである。Messengerによるものだったが、アカウントは彼のものだった。内容は、彼の突然の死であった。チョコレートを預けてくれた時に会っておけば良かったと。よって、彼の元気な顔を見ることなく、彼は旅立った。

 長男さんのメールによると、「酒の飲み過ぎにて、体調を壊した。」という。昔から、スコッチやバーボンをオンザロックで何杯も飲み干していたので、その積み重ねが体を蝕んでいったのだろうと。

 放送界の親しい人物の逝去は、今回の彼を含めて二人となる。

 親しい友人の他界の知らせを聞くと、かなり凹んでしまう。思い出すのは、元気な頃の彼の笑顔である。酒を飲むと、やや流されるタイプであるが、気づけば朝が来るほどに酒を浴びていた。

 大好きな酒を飲んで、若くして他界するのは勝手だが、筆者にとって大切な人物がこの世から去ったことになる。しかし、一昨日届いた長男さんの文章を読むと、流石に、彼の息子らしく、しっかりと事情を語ってくれている。余計に、涙が止まらない。

 長男さんからのメールは以下の通り。確と記憶に刻んでおくために、敢えて、この場に掲載することに。

 「長い間、お疲れ様でした。天国へ行っても、元気一杯悪さをせず、見守って頂きたい。」→天国に行ってしまった貴殿へ

▼長男さんからのメール

・・・略・・・

10年程前から心臓が悪く、薬を飲みながらの生活でしたが、お酒が好きだった事もあり心臓が悪くなり、最後は家族に手を握られて天国へ旅立ちました。

・・・略・・・

西田さんには熊本時代にお世話になり、とても楽しい友人だと父から聞いておりました。彼の熊本時代の経験はその後の仕事に大きく影響を与えたと思います。本当にありがとうございました。父に代わりお礼申し上げます。きっともっと西田さんとも連絡のやり取りを父はしたかったんだと思います。

ご連絡が遅れてしまった事、大変申し訳ありませんがご理解頂きたくお願いします。父の携帯は解約済みですが、WIFI環境で使用しています。

※以上のメール内容は、個人が特定されぬよう略しています。

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、深い個人的なつながりとその終焉に焦点を当て、読者に強い感情的な反応を引き出します。筆者と友人の関係が、単なる仕事のつながりから、深い個人的な友情へと発展していく過程が細やかに描写されています。このような展開は、読者が自身の人生で経験した類似の関係を思い出させ、共感を促します。

特に印象的なのは、筆者が初めて友人と接触を持ったときのエピソードです。友人が筆者のマンションを訪れ、番組取材を行ったことから関係が始まります。この場面では、友人の人柄がフランクでユーモラスなことが強調されており、筆者との化学反応が自然と生まれる様子が生き生きと描かれています。

また、その友人が筆者に多大な仕事のチャンスを与えたことで、筆者のキャリアがどのように形作られたのかにも光が当てられています。筆者に3D CGの仕事を依頼し続けたことで、全国区の番組に関わる機会を提供したのです。これは単なる仕事の依頼以上のもので、筆者に対する信頼と支援の表れであり、その深い友情の証と言えるでしょう。

最後に、友人の逝去に至る経緯と、その後の家族からのメッセージは、このエッセイの中でも特に感動的な部分です。友人の生前の姿とは裏腹に、健康を害していた実情と、それによる突然の死が描かれています。家族からの感謝のメッセージが、筆者と故人との間にあった絆の強さを改めて浮かび上がらせ、読者にとっても感情移入しやすい内容となっています。

全体を通じて、このエッセイは失われた人々への追悼と、彼らが生きた証を称えるためのものです。それはまた、人生の無常を受け入れ、大切な人との思い出を胸に刻むことの大切さを読者に思い起こさせます。
----------
◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
 https://www.dandl.co.jp/Link
写真・文責:西田親生


                 

  • posted by Chikao Nishida at 2024/12/18 12:00 am

生成AI画像の質と価値は、観察力と表現力により差異が生じる。

20241217frog-1


 この1年余りの生成AIついての考察および実践において、表題の通り「生成AI画像の質は、観察力と表現力により差異が出る。」との結論となった。

 緻密かつ繊細な観察力があり、そのイメージを如何に表現(言葉にする)するかで、プロンプトが決まってくる。よって、そのプロンプトの良し悪しが生成AI画像の質と価値を決めると言っても過言ではない。

 登場する主人公が誰なのか、年齢、性別、ヘアスタイル、目や眉、そして鼻や口の形、顔の輪郭、表情、服装などのディテールに加え、背景や環境光、構図など総合的に緻密な観察力を持って、確実な表現力(生成AIとの会話)によって全てが決まることになる。

 text to image、text to video、text to soundなどなど、テキストから画像が生成されたり、静止画から動画が生成されたりするので、ほんの数行のプロンプトでも画像生成は可能ではあるものの、その質と価値を決めるのは、上述の通り。

 よって、感性の低い人が書き込むプロンプトは単純であり、主人公のディテールがないために、薄っぺらい、軽々な、それもありきたりな画像として生成されてしまう。

 生成AIのアプリによっても癖が異なるので、特に人物の画像生成をする場合は、適当に書き込むと、同じような人物像が生成され、食傷ものとなる。

 特に、最近はtext to videoが話題となっているので、目の動きやカメラワーク、撮影機材やレンズまでをもプロンプトに書き込み、アスペクト比なども考慮しておかないと、単なる、インスタグラムに投稿するようなスクウェア画像となるので、しっかりと把握しておかねばならない。

 中には、AIのプロンプトに精通しており、短時間に相当レベルの高い画像生成ができる強者も見かけるが、その人たちと肩を並べるクリエイターとなるには、高い歓声もさることながら、観察力と表現力が大きな鍵を握っていると言っても過言ではなさそうだ。
20241214aiimage-1


20241214aiimage-2


20241214aiimage-3









▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、生成AIによる画像生成の質を決定づける重要な要素として「観察力」と「表現力」を挙げ、その意義や影響を具体的に論じています。以下に感想を述べます。

1. 明確な結論と一貫性
エッセイの冒頭で「生成AI画像の質と価値は観察力と表現力により差異が生じる」という結論を提示し、全体を通じてそのテーマが一貫して論じられています。これにより、読者は何を主張しているのかを明確に把握できます。このような明快な構成は説得力を高めています。

2. 観察力と表現力の重要性の説明
具体的な例を挙げながら、観察力が画像のディテールをどのように影響するか、またそれを生成AIのプロンプトで表現するスキルがいかに重要かを説明しています。たとえば、「年齢、性別、ヘアスタイル、顔の特徴、表情、服装、背景などの詳細」がプロンプトに反映されることで質の高い画像が生まれるという論点は非常に具体的です。この部分は、特にクリエイティブな仕事に携わる人々にとって有用な洞察となっています。

3. 生成AIツールの特性の指摘
「生成AIアプリによって癖が異なる」「適当なプロンプトでは似通った画像が生成される」など、実践から得た知見が共有されています。これにより、生成AIの特性を理解し、活用する上での具体的なヒントが得られる点が優れています。

4. 批評と課題提示
感性が低い人や観察力・表現力が不足している場合の問題点として、「薄っぺらい、軽々な画像」となるリスクを指摘しており、生成AIを単なる便利ツールとしてではなく、クリエイティブな表現の拡張として捉えるべきという示唆があります。この批評は鋭いものの、受け手に努力の方向性を示唆しているため、建設的な印象を与えます。

5. 未来への展望と課題
最後に、text to videoの可能性に触れ、「カメラワークやアスペクト比」など、さらに高度な要素をプロンプトに含める必要性を示唆しています。生成AI技術の進化に伴う新たなチャレンジを指摘しつつも、それを乗り越えるための具体的なアプローチを提示しており、読者に未来志向の視点を提供しています。

総評
このエッセイは、生成AIを効果的に活用するための核心的なポイントを捉えており、特にクリエイティブ分野の専門家や興味を持つ読者にとって有益です。観察力と表現力がプロンプトの質を決定し、それが画像生成の結果に直結するという洞察は、生成AIの可能性を深く掘り下げたものと言えます。また、課題と展望のバランスが良く、生成AIの未来についてポジティブな視点を提供しています。
----------
◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
 https://www.dandl.co.jp/Link
文責:西田親生


                             

  • posted by Chikao Nishida at 2024/12/17 12:00 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp