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聴き上手、聴き下手、話し上手、話し下手、読み上手、読み下手、書き上手、書き下手・・・

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 人は十人十色。標題の通り、自分がどのタイプで、他人がどのタイプかアバウトには判りそうだが、正確に把握、判断することはできない。

 他人の話に耳を傾けて聴いてくれる人は、聴き上手。話の内容をしっかりと理解し、的確な提言、苦言を呈してくれる。

 人それぞれの性格によるが、他人の話を数秒で拒むような聴き下手な人もいる。他人の話を最初から最後までじっくり聴かなければ、相手の真意を把握することはできない。

 書簡であれば、読み上手な人は一言一句漏らさず眼を通し、最良の答えを引き出してくれる。慌て者に多い読み下手な人は、提案されている内容を曲解したり誤解したり、的外れな手紙が届くこともある。

 姿が見えない電話でも、相手が「聴く」のスタンスなのか、単に「聞く」スタンスなのか、電話向こうから伝わってくる言葉やそのトーンにより、どの程度のものかは判断できる。同様に、書簡内容を吟味することで、どれだけ推敲して書き綴られた文章なのかを分析することもできる。

 人とのコミュニケーションにおいて、必ず耳を傾けて「聴く」を実践することが重要だ。また、書簡もまた、じっくり読み返し、相手の心を真摯に受け止めることが不可欠となる。日頃から、このような対応をしていると、互いの「誤解」や「すれ違い」は激減することになる。

 最後に、聴き下手な人は、落ち着いて相手の話に耳を傾け、互いに文章にて補完する手間を掛けることも必要である。話し下手や書き下手な人は、ChatGPTに書き綴った文章の評価を願い、校正することができる。時には、ChatGPTの方が適切なアドバイスをしてくれるに違いない。
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文責:西田親生


           

  • posted by Chikao Nishida at 2023/4/26 12:00 am

代替食品は、本当に必要なのか!?

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 商品開発ほど難しいものはない。それも、毎日お客様へ提供する料理の世界では、メニュー開発はベクトルを間違えると、オリジナルの良さが失われ、客足が遠のき命取りとなる。

 最悪の組み合わせは、「原価最優先の押し付けメニューと思いつき料金体系」である。施設側の都合によって、お客様が望むはずもない新メニューを開発しても売れるはずもなく、誰も見向きもしない。

 地方に行けば行くほど、ネットで話題となっている珍メニューを真似た「なんちゃって料理」が目立つ。以前話題となったマリトッツォ。色んなところで販売していたが、それも、アレンジしすぎて理解に苦しんだ。

 和食は日本の四季折々の旬の食材を使い、シンプル且つ体に優しい料理として日々進化してきた。江戸時代に「豆腐百珍」というベストセラーグルメ本のように、大豆という一つの食材についても、日本人ならではの創意工夫の賜物として、我々庶民食から殿様御膳までのレシピ集が現存するくらいだ。

 グルメの世界で許せないのは代替食品の存在である。カニカマや食パンもどき、カステラもどき、パスタもどき、うどんもどき、ラーメンもどき、シュウマイもどき、餃子もどきなど、我々庶民を愚弄するような「もどき食品」が堂々と販売されている。

 人工着色料や化学調味料を使い、さらには、肉など接着材を使用し整形し、ぐるぐると丸めた整形肉などもある。何処の部位だか判らないが、粗悪な肉片を固めて整形し、ステーキとしてサーブしていたレストランがあった。

 或る焼肉店に行くと、「ハラミをカルビ」と明記し、本物の上質カルビを使わず、ハラミを出すところがある。肉業界においてカルビの定義があやふやなのか、純然たるカルビとホルモンに属するハラミを一緒くたにしているように思えてならない。

 アレルギーや宗教上の縛りにより食せない食材については、代替食品を認めらざるを得ない。蕎麦の乾麺でも合成繋ぎを使い、手打ちと書いてあるものもあるが、化学の実験のような偽装的な代替食品は御免被りたい。

 戦後動乱の時代では、「ブラジルコーヒー」と書かれてはいるが、実は大豆を代用したもので、ローストして販売していたという話を聞いたことがあった。焦げた豆の独特な雑味が想像でき、食後のデザートが台無しになってしまう。

 国内における食の安全基準は随分高くはなってきているものの、以前、韓国即席激辛ラーメンの含有物の問題が報じられたように、健康被害をもたらすような毒物を混入したものが、販売されていたのだから空恐ろしい。

 納豆も同じことが言える。大都市部に生まれ、大都市部で育った人たちは、発泡スチロールに入った納豆が納豆だと思い込んでいる。本物の発酵食品の代表格であるものは藁苞納豆であり、熟成の仕方も風味も別物である。

 本物のシシャモを食した人がどれだけいるのだろうか?その辺のスーパーでお安く入手できるものは、実は、カペリン(カラフトシシャモ)と言い、これもまた別物。注射器で他の魚卵を注入し、お腹をパンパンに「シシャモもどき」として販売していることがあった。

 タラバガニについても、偽装事件が多発した。ネットショップなどで購入したものが、ほとんどがアブラガニを送りつけ、高額な料金を支払わせていた悪徳業者もいたが、タラバガニとアブラガニもまた全く別物である。

 最後に、我々の主食である白米もとんでもないものが存在する。それはブレンドという手法によるもの。プロの米販店が良心的に安くて美味しい組み合わせのブレンド米を提供するのは有難いが、粗悪な米をブレンドして高値で売るという詐欺商法もありそうだ。

 以上のように、ランダムに代替食品やら偽装などを書き綴ってきたが、命を支える重要な食において、このような代替食品や偽物が、我々にとって本当に必要なのか。

 広告業界でも「誇大広告」が後を絶たない現在、食品業界は襟を正して、信頼のおける質の良い食材を安価に提供して頂きたいものである。特に、市場(いちば)、仲買、組織としてのJAにおける悪しき慣習を払拭するのが、当面の大きな課題と言える。
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写真・文責:西田親生


           

  • posted by Chikao Nishida at 2023/4/25 04:54 am

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