
或る人のコラムを読んでいて、何度も何度も頷いた。それは、小中高大学と勉学に勤しみ、それも、親御さんが一所懸命働いて1000〜2000万円の教育費を負担したとしても、その後社会人となり、能力的に伸びない人が多いのが日本人という話であった。
結論から言えば、社会人となって、自己研鑽のために投資を行わず、何でも「無償」で得ようとする行動に関係するようだ。なるほど、Google先生やYouTubeなどで学べば、それで良いと思っている人は多い。情報も学びも「無償」でゲットできれば十分であると・・・。
新聞社を経て起業し、現在に至っている。デジタル時代の真っ只中で、数億円の投資を行い頑張ってきた自分を、厚かましくも褒めたいと思っている。しかし、途中途中でお逢いした方の中には、近づき親しくなると、「無償」で情報を得ようとする残念な人たちが多かった。
そのコラムを書いた人は、20年もの間、年間50万円、ひと月に換算すると4万円以上を、自分の学びのために金銭を遣ったという。そのお陰で、公務の身から起業。稼げる道へとベクトルを変えたのだった。そのノウハウは、20年間の自己投資が今に繋がったと断言する。
ひと月に4万円の自己投資。パチンコであれば、プロでない限り、4万円は二、三日で負けてしまう。極論ではあるが、自分の腹を痛めるとしても、自己研鑽のために金銭を遣わなかったらば、現在のように稼ぐ力は備わらず、今の自分はなかったとも言っているように感じた。
田舎に行けば行くほど、手に取って重さを感じないものにはお金を払わぬという、悪しき慣習がある。重かったり、食べて旨かったり、着て着心地が良いものなど、「物」にはお金を払い、ノウハウや新たな企画、秘策については、「ただで聞いたもん勝ち!」と、厚顔無恥ばかり。
それじゃ、自力が付くはずもなく、折角、学校で学び、伸び代があるとしても、その悪しき慣習にて、伸び代を潰し、社会人となって伸びない人が激増するのであろうと。元々、ドケチに生まれた人は、絶対と言って良いほど、自己投資には興味もなく、「只飯只酒」がほとんどだ。
諄いようだが、そのコラムを書いた方の「ひと月に4万円以上を自己投資」をして、学ぶ。よって、年間に50万円の自己投資を行えば、必ず、稼げるパワーが備わるというオモロい理論。非常にインプレッシブな体験談は、成功へのマイルストーンとして一読の価値があった。
畢竟、自己研鑽のために、学びのために金を遣わねば、後々稼げるはずがなかったと言うことなのだろうと・・・。
▼大鷺の首は、思いのほか伸び伸びである!


----------
◎西田親生@ICTdocotor「Note」プロフィール
https://note.com/chikaonishida/n/n6513d8114749

◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
https://www.dandl.co.jp/

Comments