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人間模様、おもしろきかな!

◎記事と写真は関係ありません

JOSUI


 自我意識に目覚め大人になるにつれて、人は異性を求め、ある時は同性を求め、人それぞれに、その人なりの人生を歩み続ける。孤独が良いと言う人もいれば、愛おしい人との語らいが一番と言う人もいる。数十年、市内中心部にあるホテルレストランに足繁く通っていると、いろんな人間模様を見ることができる。

 それは、ある年代に達する頃から、一端の大人の男性が群れ、片や、一端の大人の女性が群れている。聞きたくもない話が、木霊する。男性陣はゴルフや夜のクラブ活動の話に躍起となっている。女性陣はと言えば、一斉に自分中心の話を喋りまくる。それも、不甲斐ない夫の話やら、子供自慢話やら・・・。

 時には、ダンディーな男性が、一回りも二回りも歳の差のある若き女性を引き連れて、ゴージャスな料理を楽しんでいる。その横では、老夫婦がニコニコと静かに食事をしている。夫が粗相をすると、妻が夫の口元の米粒を取ったり、妻が足を引きずると横からそっと夫が支える。何と微笑ましい光景であろうか。

 奥のテーブル席では6人の熟年女性たちが、年金や保険の話を大声で話している。その手前では、レストランテーブルにてノートパソコンを開き、若きビジネスマンが女性経営者であろう人に、身振り手振りで一所懸命に契約の話をしている。儲け話だろうか、レストランがレクチャー会場と化している。

 ホテルレストランは、実に面白いところであり、一日中、多種多様なる人間模様が観察できるところでもある。別にそのような悪趣味は持ち合わせていないが、視覚、聴覚を介して情報が勝手に流れ込む。常連客のテーブル位置は決まっている。一見客の疲れ切った男性は、我が家のリビング感覚で寝ている。

 幼な子が、ホテルレストラン中央を、風を切って走り回る。両親や祖父母は注意もせず、自分たちの食事に一所懸命。あたかも動物園のような騒がしさである。左奥では、なにやらオムツを開いて顰めっ面している若い母親がいる。食事処なので、別の部屋を依頼するか、さっとトイレに駆け込めば良いのに。

 ある日の午後、太々しい態度の高齢女性が数人の家来を連れてカウンター席についた。驚いたことに、ホテルのスタッフを何人も呼び捨てにて、ワイワイ騒ぎ出したのである。ホテルの人事やらを大声で聞いている。株主ではないが、常連は常連だが、要らぬ世話であり、その大声はホール全体に行き渡る。

 ホテルレストランは食事処であるが、喫茶店と勘違いして、何杯も何杯もコーヒーの御代わりをして、数時間話し込む常連客もいる。坪あたりの売り上げを考えれば、非常に効率の悪い使い方をホテル側に強いているようで、決して紳士であるとは言えない。日本ならではの「お茶は無料」という感覚か。

 海外に行けば、ワインよりもボトルドウォーターの方が値段が高かい、食事中にお茶のサービスなど有り得ない。コンビニでさえも1杯いくらで売ってあるコーヒーである訳で、常連客であれば、1杯ずつ料金を支払い、合わせて料理を注文し、コロナ禍であれば尚更のこと、売上協力するのが役割だと言える。
 
 このように、おもしろ満載の人間模様であるが、上述は殆どコロナ禍になる前の日常的な光景であった。しかし、現在は客足も激減し、レストランの中心的役割を果たす料理人は苦悩の日々を送っているに違いない。しかし、この時期だからこそ、料理のグレードアップに探究するが賢明であろうかと。

 蛇足ながら、地方に行けば行くほど、「サービス」という日本的曲解により、「無償」と決めつけている人の方が圧倒的に多くなってくる。では、ホテルにおける「サービス料」とは何ぞや。日本においては、チップに替わるものとして制度化しているが、「払う方が偉い」と思う人には拍車を掛ける。

 人は十人十色。最終的には、大人として、社会人として、常に「TPO(Time・Place・Occation=時と場所と場合)」を弁えて行動するが、一端の大人と言える。それが常に頭にあり習慣づいていれば、上述のような大家族の小部屋大騒動のような光景が無くなり、ホテルレストランは癒しの空間に戻る。

 客はホテルレストランを選べても、ホテルレストランは客を選べない。畢竟、ホテル側が文化発信基地として客を育て、客はその高品質の文化に触発され民度を上げて行くという繰り返しが、客質に繋がることになる。持ちつ持たれずだが、そこは重要なポイントとして、常日頃から心掛けたいものである。自戒を込めて・・・。

 
▼孔子公園のツマグロヒョウモン
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写真・文責:西田親生

             

  • posted by Chikao Nishida at 2021/9/26 12:00 am

「いじめ」、「万引き」という言葉の響き・・・

▼記事と写真は関係ありません

JOSUI


 毎日のように報道される、心ない「いじめ(虐め)」の事件や事故。しかし、この「いじめ」という言葉を、マスコミ各社は普通に違和感なく使用している。重大事件であっても、子供のちょっとした諍いに感じたり、罪の重さを軽くしてしまうようなイメージ付けをしているのではないかと・・・。

 そもそも、「いじめ」とは、精神的又は肉体的弱者に対して、更に精神的、肉体的な苦痛を与えるような「犯罪行為」を言う。最近では、「ハラスメント行為」という言葉も使用しているが、それらを包括して「いじめ」というような軽々な言葉を遣って良いものだろうか。絶対に、否である。

 筆者は知人友人、そして家族において、目の前で「いじめ」の被害にあった人たちを何人も見てきた。顔面ヘルペスの激痛で倒れた人、血尿が止まらなくなった人、精神的なダメージが重度の思考障害を起こし社会復帰不能となった人を思えば、怒り心頭、腑が煮え繰り返る気持ちで一杯となる。

 それを「いじめ」という言葉で片付けるとなれば、「大したことないよ!冗談半分だよ!?」程度の反応しか返ってこない。しかし、その軽々しい言葉「いじめ」は、実は、傷害罪、暴行罪、強要罪、恐喝罪、侮辱罪などとして刑罰が与えられるべき、れっきとした「犯罪行為」であることを知る必要がある。

 特に、昭和の悪しき慣習に染まっている人たちは沢山存在しているので、余計に、それらの「犯罪行為」を、責任逃れのために「冗談ですよ!」とか「虐められる方が悪い!」などと、重大事件である事実を直視せず、保身の為に「いじめの事実は認められない!」と虚言を吐く教育委員会や教職も多い。
 
 毎回毎回繰り返される、「聞くに耐えない言い訳」の記者会見。全国津々浦々、同じパターンの責任逃れの、馬鹿げた低民度の記者会見には食傷するばかり。もし、赤恥を晒している学校長や教育委員会、児童相談所職員の家族が被害者だったら、何を思い、何を語るのか。直接、話を聞いてみたくもなる。

 どんなに医学が進化しようとも、重度の「思考障害」を引き起こしてしまえば、元の元気な姿や笑顔が戻ってはこない。そこまで弱者を再起不能にしてしまった罪が「厳重注意」程度の処分や刑罰が余りにも軽すぎる。また、何事も他人事で済ませようとするから、「犯罪行為」が止むはずがない。

 「万引き」という言葉でも、同様のことが言える。「マンビキ」という言葉の響きが、「窃盗罪」として「10年以下の懲役もしくは、50万円以下の罰金」という刑罰が課せられるように伝わらない。窃盗犯が第三者に危害を加えれば、「強盗罪」や「強盗致傷罪」になることさえ見えてこない。

 しかし、日々のニュースでマスコミは、堂々と「いじめ」と「万引き」と軽々に報道している。特に、法の無知なる人たちの耳に入れば、前述の通り、「大したことはないじゃない!」くらいで終わってしまう。それは、アナーキー現象でもあり、再犯を抑止ができるはずもなく、社会正義が土中に埋まってしまう。

 「パワハラ」、「セクハラ」という言葉が世に出るようになって随分時が経つ。最近では、「モラハラ」、「スメハラ」、「マタハラ」、「ケアハラ」など、ハラスメントの種類がどんどん増えてきているが、たまたま2年ほど前に、某企業における異常なる「パワハラ」の相談を受け、抑止に走ったことがあった。

 某企業は法の無知なる役員ばかりで、その「パワハラ」や「セクハラ」の存在を個別面談にて、姑息にも隠蔽しようとした。教育委員会や教職、その他施設における「謝罪」も「言い訳」も皆無。「何事も無かったことにしよう!」とする隠蔽であり、外からの異見を遮断し、内々で収める動きを見せた。

 最近流行りの企業内「リスクマネジメント」や「コンプライアンス」だが、それは名ばかりのものが多く、結局、悪代官とその仲間達は密談ばかりで、保身族をカバーするための存在と成り下がっている。万が一、貴方が被害者になった時は、そのような似非部署に相談する必要はなく、直接警察へ「被害届」を提出すれば良い。

 勿論、「被害届」を提出するにはリスクは否めず、確たる証拠が必要となる。証拠固めには、いろんな方法があるが、被害に逢い始めたら「被害日記」なるものを、直筆で時系列に、日時と共に書き綴ることだ。必要であれば、スマホで写真や音声録音なども、重要な証拠物件として、慎重にクラウド保存まで徹底すれば良い。

 電子メールやSNSのメッセージなどによる恫喝があれば、消さずに保存しておくこと。スマホのスクリーンショットも保存しておくが賢明。被害者が日頃から社員規則に反することがなければ、堂々と構えておけば良いだけの話。それを人事面で脅しなどがあれば、即、労基や弁護士を介して、対抗措置を講ずることに!

 悪代官やその仲間たちの口癖は、何か事件が生じても、「会社のことを考えれば、そこは黙って蓋してくれないか!」とか「君が一人だけ反旗を翻しても、人事面で損をする可能性が高いし、周囲の同僚から白い目で見られるのがオチ!」と言い放つ大馬鹿者も存在する。既に、その言葉だけでも十分犯罪になり得るのだが、それこそ法の無知なる者の暴言だ。

 何はともあれ、「犯罪行為」は絶対に許す訳には行かない。「騒ぎ立てると、君が不利になる!」、「先々出世は見込めない!」、「減俸処分するぞ!」、「個別面談したが事実は無かった!」など、そのような脅しや騙しの言葉に怯むことなく正義を貫けば、後悔することのない人生を歩むことができるというものだ。


▼天ざる(熊本ホテルキャッスル)
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写真・文責:西田親生

                           

  • posted by Chikao Nishida at 2021/9/25 12:00 am

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