
今回は、ホテルやレストランを利用するお客について、検証することに・・・。
昔、三波春夫のキメ台詞に「お客様は神様です」というものがあった。確かに、お客様は遠いところから、わざわざ足を運び、お金を落としてくれる。よって、大勢のお客様が集まれば、施設側は潤い、実に有難い存在となる。
しかしながら、本当に「お客様は神様」なのだろうか。神様であれば、仏頂面して難癖つけるような客や、大声を上げて館内で騒動を起こす客がいるけれども、それは神を冒涜するものであり、決して、神様とは言い難い。
「金を払う方が偉い」と思い込んでいる、低民度のお客。だから、横着に振る舞う。コンビニのレジ前で、横柄な言葉遣いで、アルバイトの女性を痛ぶったり、ホテルのメイドさんを上から目線で叱責しまくる、心ない客も少なくはない。
それが神的存在であるのか否か。・・・勿論、否である。
先般、マスク着用について書いた記事に、コメントが寄せられていた。「日本人って昔からモラルに欠けた列島民族ですよ。以前からそう感じていましたが、今回のコロナの件で確信に変わりました。可能なら他国に移住して日本国籍を捨てたいと考えています。」と。
「モラルに欠けた列島民族」という表現に、なるほどと頷いた。デリカシーもなければ、自分の身の丈も分からず、お構いなしに、言いたい放題、遣りたい放題の輩がいる。どう逆立ちしても、格好良い、クールな人物ではないのだが、自覚がないところが始末に悪い。
上のコメントを残していただいた人は、他国に移住したいほどに、心に傷を負ったのかもしれない。国籍を捨てたいほどと言うから、よっぽどのことだろうと。優しく大人しい人は、傷つきやすい。それが分かっていて、性懲りも無く恫喝する輩もその辺に転がっている。
「お客様は神様です」は、「モラルを持ち心優しいお客様は神様のように有難い」と解釈すべきではなかろうか。だから、「お客様はイカサマです」と言われぬ様、自分自身の民度を再検証しても宜しかろうと・・・。
民度高き施設には民度高き高尚なお客様が足を運び、民度低き施設には民度低き難癖輩が屯すことになる。民度高き施設にするのは容易くはないが、日頃から「ヒューマンウェア」を最優先に磨き上げる必要がある。
それに気付かぬ施設は、どんなに大枚叩いて宣伝したとしても、素敵な神的お客は足を運ぶことなく、お先真っ暗となってしまう。自業自得ってところだろうか。畢竟、施設の質を見れば客の質が分かり、逆もまた真なりと言うことだ。
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