▼赤牛のハンバーグ

今年の10月に60周年を迎える、熊本ホテルキャッスル。コロナ禍の中でも、老舗ホテルの常連客たちは、ランチもディナーも足繁く通っている。
同ホテル1階にあるダイニングキッチン九曜杏では、従来のハンバーグがガラリと変わったと言う。「赤牛(熊本産)のハンバーグ」になったらしく、早速、オーダーすることにした。
どっしりとした肉質の「赤牛のハンバーグ」にナイフを入れると、透明な肉汁が溢れ出てきたのだった。ドミグラスソースはライトで、赤牛の肉の味がしっかりと伝わってくる。
以前のハンバーグも美味であったけれども、新しい「赤牛のハンバーグ」はオススメの逸品となった。食後に胸焼けすることもなく、毎日でも食べたくなるほどのものである。
トゥール・ド・シャトー(ホテル11階フレンチレストラン)の水本料理長が降りてきていたのか、先日より盛り付けが素晴らしい。聞くと、若手シェフが一所懸命に盛り付けたと言う。
同料理長に「盛り付けいいですね!」と言うと、若手シェフに確と伝えてくれたらしく、わざわざ若手シェフがこちらに近づいてきて、深くお辞儀をしたのだった。実に、清々しい。
名前は敢えて伏せるけれども、この若手シェフは、20年後にはトゥール・ド・シャトーの料理長になるに違いないと確信した次第。初めてお会いしたが、そのオーラが素晴らしい。
若手料理人が育つ環境を整備するのがホテルの責任。よって、本物の食文化を習得している役員が側にいて、若手料理人の夢をしっかりと叶えてあげることが、今後の課題であろうかと・・・。
▼ポークのグリエ(シェフランチ)

▼最上階がトゥール・ド・シャトー

◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
https://www.dandl.co.jp/

Comments