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コロナ禍に、小さな自然は・・・

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 温暖化の申し子のような大型台風は、幸運にも、九州西方へと逸れてくれた。コロナ禍、水害に呑まれ続ける昨今、世界が「ニュー・ノーマル」な時代に突入しつつも、目の前の小さな自然は何事もなく、静かなものだ。

 現実逃避ではないが、避暑地への誘(いざな)いなのか、気づけば、取材車は矢谷渓谷へと向かっていた。残念ながら、食事処近くの駐車場は満杯の様子。三密を避けたいので、折角避暑地に来たものの、引っ返すことにした。

 よって、帰り際に、川岸近くの栗と水田を撮影することに。栗の産地で知られる、熊本県山鹿市菊鹿町。栗園の栗は既に出荷が始まり、大粒で旨そうな「利平栗」が育っている。また、水田は稲穂の透き通るような緑一色。

 人生において、嫌なことに多々遭遇するけれども、この小さな自然を眺めているだけでも、如何に人間が小さいかに気づくのである。不毛なる諍いを投げ掛ける人もいれば、恨み辛みをぶつける人もいる。人として、実に情けない。

 個人的な話で申し訳ないが、同地に住む親しい友人の家は、「献上米」を育て上げた農家。以前、同種の米を食したところ、艶があり、腰を抜かすほどモチモチで美味だった。ここで、「日本人で生まれて良かった!」と一言。

 自然が生み出すものは計り知れないが、その自然に逆らうことなく、人としても邪気を捨て、諍いを止め、自然体にて、安寧なる日々を過ごしたいと、願うばかりとなる。笑顔が絶えない、穏やかなる人生が、一番だ。


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◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
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文責:西田親生

                       

  • posted by Chikao Nishida at 2020/8/27 12:00 am

人の立場に立てるか否かで、人間性が決まる。

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 コロナ禍の時代となり、熊本県内でもコロナ感染者が480人となった。あっという間の出来事で、とてもとても信じ難い。

 感染者が50人程度の頃は、マスク装着、指手消毒、帰宅後にシャワーで、ある程度はコロナをブロックできるかと思っていたが、今や、外出する1歩目の足が出なくなってきた。

 巷では、コロナ感染者への偏見や差別、誹謗中傷が相次ぐ中、人として、日本人として「恥ずかしくはないのか!?」と物申したくもなる。何故なら、感染者は悪人ではなく、我々の敵はコロナなのだから。

 コロナ感染者を差別扱いする人間は、もし、自分が感染した時は、どのようなリアクションを採るのだろうか。コロナに限らず、インフルエンザやその他感染症に掛かった場合、どう言い訳をするのだろうか。

 人間、心身ともに100点満点と言える人は希有である。虫歯のある人、水虫の人、大火傷した人、事故で四肢を切断した人・・・。共通しているのは、皆、被害者であることを認識しなければならない。

 重要なことは、自分がその被害者の立場になって考えられるかどうかで、人としての価値が決まる。それが出来ないのならば、「脳味噌」は腐っており、如何に心身ともに健康だとしても100点満点と豪語はできない。

 勿論、100点満点であると豪語しようが、ウイルスによる被害者を差別したり、誹謗したり、嫌がらせできるという権利権限は、誰にもない。そのような「蛮行」を続ける人間は人に非ず、ウイルス以上に怖く、醜い「社会悪」ではなかろうか。


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文責:西田親生

               

  • posted by Chikao Nishida at 2020/8/26 12:00 am

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