
京料理「えのきぞの」の4月「日和コース(2500円/税別)」を取材した。春の旬味満載の料理群に仕事を忘れ、つい、試食の方に力が入ってしまった。
一つ一つの料理に手が掛かっているので、ゆっくりと食したいが、箸は無意識に動いてしまう。前菜にうっとりとしてしまい、極上の刺身を口に頬張り、焚合せのだし汁は最後まですすってしまった。実に繊細で、食材の香りが沁み込んだ逸品である。
揚物のよもぎ豆腐は、濃厚なよもぎがギュッと濃縮されており、カリカリの春巻きの食感と汁が絶妙である。同店料理長は常にポーカーフェイス。凄腕を自慢しないところが奥ゆかしく、懐さえ許せば、毎日食したいほどの料理として、是非、お薦めしたい。
後半戦になり、目の前にドーンと置かれた土鍋ご飯。同コースの〆としては最高の組み合わせだろうと。今回、こそっとお替りをして、最後のデザートを頂いた。因みに、この「日和コースに」、贅沢な吸い物と抹茶が加わると、「雅コース(3500円/税別)」となる訳だ。
伝統ある、京料理「えのきぞの」。高級住宅街にポツンと佇み、決して敷居が高くはない食事処は、多くの方々にお教えしたいけれども、実は、内緒にしておきたい店の一つなのだ。今回も、小鳥が降り立つ前庭を眺めながら、美味しい取材は終了したのだった。
◎4月のランチメニュー「日和コース」2500円(税別)
<前菜>うどの木の芽和え わらびの白和え うるいのごま和え 穴子真丈 海老 そら豆 長芋 たこ
<向付>お刺身
<焚合せ>筍 ふき 鯛の子 木の芽
<揚物>よもぎ豆腐の春巻き包み アスパラ こごみ わさび 煎りだし
<焼物>本日の焼き物
<飯物>土鍋ご飯
<汁物>味噌汁
<甘物>さくら餅







▼雅コースは以下の二品が付く


<えのきぞの>定休日:月曜日
〒862-0975 熊本市中央区新屋敷1丁目9-19濫觴77A TEL: 096-211-5525
◎えのきぞの公式サイト
https://www.dandl.co.jp/enokizono/

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