▼写真はラ・ファブリカ・デッラ・パスタを使用して作られた料理

ラ・ファブリカ・デッラ・パスタとの出逢いは、不定期に開催しているグルメ会での会話にあった。友人がとにかくパスタ大好き人間にて、日頃から炭水化物を食さぬが、パスタに関しては、イタリアに立ち寄る度に、高級パスタ麺とオリーブオイルを大量に買ってくるほどパスタオタクである。その中で飛び出してきたのが、このパスタであった。
ラ・ファブリカ・デッラ・パスタ社は、パスタ発祥の地として有名なグラニャーノで、3世代に渡り家族経営でパスタを作り続けるメーカーである。家族経営であるが故に、大変希少価値のある高級パスタとして人気を博している。
原料はイタリア産のセモリナ粉のみを使用。ラッタリ山の清水とマエストロの伝統的製法によって作られ、低温でじっくりと乾燥された本物のパスタであり、アルデンテにて食す時の、ディラム・セモリナ粉の香りがたまらない。
因みに、グラニャーノ地区でパスタ作りを始めたのは500年前のこと。デュラム・セモリナ粉と、グラニャーノの山々から湧き出る天然水により生み出されるもので、ブロンズ鋳型を使い、天日干ししたパスタの表面は、程よいザラツキが手に馴染む。
今回、数種の高級パスタ食べ比べを行ったところ、このパスタが一番食べ応えがあった。しかし、食後の胃袋のスッキリ感には腰を抜かした次第。正直なところ、このパスタとの出逢いにより、パスタの概念が変わってしまったと言っても過言ではない。
流石に、イタリアの風吹くラ・ファブリカ・デッラ・パスタ。他の追随を許さぬほどの逸品として、しっかりと記憶に刻み込まれたのである。
※料理写真群は、ダイニングキッチン九曜杏(熊本ホテルキャッスル)にて試作されたもの。



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