
人生は、山あり谷あり、紆余曲折、波乱万丈と言うのが、一般的な描写である。
ところが、仕事の選択肢、優先順位の選択肢、人生の選択肢・・・すなわち、分水嶺に立ち、決断する瞬間に、まだ「迷い」の中でセレクトするから、「後悔先に立たず」となってしまい、凹んでしまう。大抵の人たちは、それに気づかず、何度も同じ繰り返しをしている。
「まあ、失敗したけど、次があるさ!」と言うのは、単なる負け惜しみとなり、何度も同じ繰り返しをしているのは、学習能力が欠落しているだけの話。それを、「ポジティブに考えれば、なんのその!」と言っても、決断する前の状況とは、周囲が全く変わっている。
特に、不器用な人は、慌てている自分を嫌々に感じながら、「どうも上手く行かない!」、「何でこんなについていないんだろう!」、「やっぱり自分はダメだな!」、「自分が不器用だから何もできないんだ!」という、ネガティブな言葉を発して、また、殻に閉じ籠る。
いつの間にやら、自分自身を信用できなくなった人が多い。それは、余りにも安直な結論づけである。忘れてはならない事は、自分自身を信じることである。自分を好きになることである。不器用さと上手く付き合えば、その人生は明るく楽しいものとなる。自信過剰な人間よりもずっと良い!
「まあ、慌て急ぐよりも、一歩、二歩引いて、鈍足な私だけど、間違いのない判断をすれば良いんだ!」と、自分に言い聞かせることが重要なこととなる。そこで、決して、周囲の同僚や友人などと比較しないことが肝要だ。無闇矢鱈に、競争心を持つ必要はない。
しっかりとした「目的」を持ち、何らかの分水嶺に立たされた時に、今までの「迷いの決断」を猛省し、人の目を気にしてお利口さんぶる自分を恥じ、しっかりと自分の道を見出すために「開眼」することに傾注すべきである。そこで目の前に一直線の道が見えたら、しめたもの。
それが吊り橋であっても、目を細めながらも強風に耐え、横揺れ縦揺れの恐怖心を捨て、自分の「目的」に向かって、ひたすら一直線。傍から誘惑の悪魔が出てきても振り切り、その「目的」を唱え続けて、一直線。その一直線こそが、選択肢の先にある「目的達成」への王道となる。

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