▼熊本ホテルキャッスルの一口コンソメスープ

熊本ホテルキャッスルのコンソメスープは、なかなかの逸品。コンソメとは、フランス語で「完成された」という意味だが、同ホテルのコンソメは、透き通った美しい琥珀色で、食材が凝縮された香り、風味、喉越し、温もりなど、すこぶる完成度の高いスープとしてお薦めしたい。
同ホテルの1階にあるダイニングキッチン九曜杏では、ランチタイムに、必ずと言って良いほど、この美しい琥珀色のスープを一口スープとしてオーダーする。最初の一口が至福の瞬間でもあり、最後の一滴まで飲み干せば、メインディッシュに向かう態勢が整う訳だ。
ランチで、この一口サイズを好むのは大した理由ではないが、スープは口に運び入れる時の温度が重要なので、大きな器のコンソメスープを注文した場合、冬場であったり、冷房が効きすぎていると、途中から急に冷めることがある。
また、夏場になると、どこのレストランも、冷製スープ(ポタージュ)や冷たいコンソのメジュレを準備するけれども、どうしても、この温かなコンソメの方が喉越しも良く、料理が美味しくなるような気がしてならない。勿論、人それぞれに好みが異なるので、断言するものではない。
ただ、本物の美味しいコンソメスープとは、透明な琥珀色が絶対条件であり、口に含む時、上下唇がややペタッとするくらいの濃度も必須条件となる。このようにホテルメイドのコンソメは、時間を掛けて仕込むものなので、固形インスタントコンソメとは雲泥の差であることは、言わずもがなとなる。
▼同ホテル九曜杏 グランドメニュー「和風ハンバーグ」

▼同ホテル九曜杏 ウィークリーメニュー「チキンキエフ シャスールソース」

◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
http://www.dandl.co.jp/

文責:西田親生
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