▼お弁当「風の巻」

ようやく、「えのきぞの」の弁当プロジェクトが動き始めた。
以前から、まだかまだかと、ずっと待ちわびていたのだが、本日、弁当の名称も決まり、本格稼働する。
ちなみに弁当の名称は、(1)地の巻(3000円 税別)、(2)水の巻(2000円 税別)、(3)風の巻(1500円 税別)の3種、筆者が命名した。名の由来は、ご存知の通り、宮本武蔵の秘伝書と言われる「五輪書」。二天一流の宮本武蔵は熊本にも縁(ゆかり)があり、霊巌洞(雲巌禅寺)は余りにも有名な処である。
▼地の巻(3000円 税別)

先ず、(1)地の巻(3000円 税別)をご紹介したい。
・塩トマト わらび
・一寸豆 白和え
・サイコロステーキ タラの芽
・えび はまぐり真丈
・くわい 竹の子
・黒川南瓜 いいだこ
・よもぎ豆腐
・サーモン 木の芽焼き カキ 人参
・出し巻 鯛のからあげ
・鯛の昆布〆 いくらの寿し
▼水の巻(2000円 税別)。

次は、(2)水の巻(2000円 税別)。
・大豆と昆布のやわらか煮
・えび 絹さや くわい
・いわし梅煮 ふき
・菜の花 しらうお
・黒川南瓜 里芋
・ホタテ真丈のアーモンド揚げ 梅麩
・出し巻
・イカの和えもの
・はまぐり真丈
・たこ やわらか煮
・よもぎ豆腐
・いちご
▼風の巻(1500円 税別)

最後に、(3)風の巻(1500円 税別)。
・大豆と昆布のやわらか煮
・えび 絹さや くわい
・いわし梅煮 ふき
・菜の花 しらうお
・黒川南瓜 里芋
・ホタテ真丈のアーモンド揚げ 梅麩
・出し巻
・イカの和えもの
今回、初お目見えの「えのきぞの」の弁当だが、料理長の一言が全てを物語っている。それは、「毎日、出汁にしっかりと手間暇掛けています。料理は、あっさりヘルシーに、旬の食材をふんだんに使います。」と。
全て試食をしてみたが、一つ一つの食材が絶妙なバランスを保ち、かなり手を掛けて調理されていることが分かる・・・実に繊細で、拘りに拘った料理であることが。今まで、弁当を見て感動したことは指で数えるほどしかないが、本日の弁当は格別である。すこぶる感動したのだった。
よって、このように本物の弁当を提供する店が、熊本県内に幾つあるのだろうか?大抵、安くて不味く、油っぽくて、胸焼けするような弁当が圧倒的に多いので、二日続けて食せるものは皆無に近いのではなかろうか。
しかし、同店の弁当は、料理長の言葉通り、あっさりヘルシーで、旬の食材が口の中で諸手を挙げて踊っている。山海の自然の恵みが、上手に手を取り合い、食材の甘味なり、苦味なり、旨味なりのシナジー効果のオンパレードとなっている。
ちなみに、同店の弁当は、昔から(新屋敷へ移転前から)、お客が同店へ受け取りに足を運ぶのが慣例となっているが、ある程度数が揃えば(二桁?)、時間的、距離的なものもあろうが、配達も可とのこと。ランチもディナーも営業しているので、配達が厳しいのは理解できる。(茶会の席など、ケータリングサービスの場合は別)
更に、同店の弁当は、予約ありきとなる。それは当然のことだろうと。出来合いの食材を詰めるだけの弁当ではなく、仕入れから仕込み、そして調理、盛り付け作業と、かなり時間を掛けてのワークフローとなるので、2日前までが予約のタイミングとなる。話によると、月曜日は定休日のために、予約受け付けは不可とのことである。
▼えのきぞの
〒862-0975 熊本市中央区新屋敷1丁目9-19濫觴77A / TEL 096-211-5525
昼 : 11:30~14:30 (オーダーストップ 14:00 / 閉店 14:30)
夜 : 17:30~21:30 (オーダーストップ 20:30 / 閉店 21:30)
定休日 : 月曜日
(月曜日が祝日の場合は営業し、翌日の火曜日が休業)
▼「五輪書」(英語版)は、ニューヨークのビジネスマンのバイブル的書物になっている

◎えのきぞの公式サイト
http://www.dandl.co.jp/enokizono/

◎えのきぞの公式Facebookページ
https://www.facebook.com/shinyashiki.enokizono/

文責:西田親生
Comments