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連載 山鹿発見伝(1)

▼芝居小屋 八千代座
2015-6-23


<序章>

 熊本地震後に、頓に足繁く通うようになった山鹿市。筆者が十二歳まで育った、熊本県北部にある素敵な温泉町(現在は、菊鹿町、鹿本町、鹿北町、鹿央町などが統合され、新・山鹿市になっている)である。今回、急に思い立ち、「連載 山鹿発見伝」と題して、これまで取材してきた処を中心に、人間模様も含めて、赤裸々に書き綴ることにした。・・・山鹿市長以外の写真は、2015年に撮影した中から選んだものだが、連載の序章に使うことにした。

 さて、郷里である山鹿市には、現在も幼友達、同級生、先輩後輩など多くの人たちが住んでいる。筆者の家は転勤族であった為に、小学校を卒業して以来、残念ながら、この地に再び戻ることはなかった。ただ、社会人(新聞社当時)となり、山鹿市で開催された「山鹿・鹿本県民文化祭」の冊子を作ったり、その模様を番組化し、NHK衛星放送で放映される時に、そのオープニングCG制作を担当した。

 1990年に新聞社を経て起業し、1993年だったか、装飾古墳で有名なチブサン古墳CGシミュレーション動画(1分47秒)を制作し、山鹿市役所(当時、中原淳市長)や山鹿市立博物館に寄贈したこともあった。当時の新聞やテレビなどで随分話題になったが、営利を目的としたものではなく、些少ながら(当時は1000万円を超える制作費が必要な時代)、郷里に対する熱い思いをビジュアル化した、一つのプレゼント程度のものとして寄贈したのである。市長室にてビデオテープを市長に手渡す時に、すこぶる喜んで頂いたことを思い出す。

 写真上は芝居小屋・八千代座の内観であるが、坂東玉三郎公演など、数々の実績を持つ芝居小屋として、筆者なりに可愛い郷里の宝物の一つとなっている。よって、筆者は1995年にネット事業に着手した時に、先ず、郷里の宝物WEBサイト構築に傾注した。同市教育委員会へ足を運び、明治44年の八千代座のモノクロ写真やその他資料を頂き、八千代座、チブサン古墳、鞠智城など・・・、数ヶ月掛けて、「山鹿温泉郷」というWEBサイトを構築したのだった。

▼山鹿温泉郷サイト(powerd by D&L Research Inc.)
 http://www.dandl.co.jp/gold/yamagakanko/Link

▼当時の山鹿市役所市長室にてチブサン古墳CGシミュレーション動画を受け取る中原淳市長(写真左)

CITY



 それから十数年経ったろうか・・・2008年に市の幹部へ「八千代座WEBサイト」について物申したこともあった。実は、「八千代座WEBサイト」は個人に委託していたらしく、HTMLもフレームによるお粗末な作りであり、パソコンのOS次第では、全く閲覧できぬ状態が続いていた。また、問い合わせメールを送信すると、山鹿市担当者へ直接送付されず、その個人へ情報が流れる仕組みとなっており、セキュリティ面や個人情報流出問題について苦言した。

 電話での応対だったが、管理者や上層部の人間は、全く筆者の言う意味を理解できなかったのか、理解しようとしなかったのか知らないが、指摘に対して、即座に対応しなかったことを記憶している。本来ならば、その指摘内容が分からなければ、直接筆者に聞けば良いだけの話だが、筆者からの情報は歪められたまま、数年間放置されることになる。・・・郷里を思い、苦言を呈した事が、逆恨みなのか、いつの間にか悪者扱い(無視)されるに至った。

 もともと、地方行政マンや議員については大きな期待をしていないのが筆者である。なぜなら、土着性の強い所であればあるほど、行政サイドにおいても、人脈だったり、昔ながらの絡みだったりと、グローバル感覚には程遠い、ローカルスタンダードに染まりきっているので、それ以上のことを望んだり、徹底改善を求めるようなことは一切言わないことにしている。

 序章は少々厳しい文言が並んだように思えるが、事実は事実として、しっかりと記した上で、連載を書き綴りたいと考える次第。・・・乞うご期待!

 to be continued....


▼八千代座近くにあるグルメ倶楽部
2015-8-14


▼グルメ倶楽部で人気のオムレツ
2015-7-24


▼土産屋さんの留守番犬
2015-11-7


▼山鹿市立山鹿小学校のグラウンドと校舎(遠景)
2015-12-7



                       

  • posted by Chikao Nishida at 2017/7/20 02:29 am

花岡山より望む熊本市街地・・・

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 生まれて初めて花岡山の仏舎利塔に足を運んだのは、幼稚園の卒園遠足だった。ほとんど覚えてはいないが、カトリック系の幼稚園なのに、何故に仏舎利塔なのかが分からなかった。現在は、仏舎利塔周囲の風紀はあまり良いとは言えず、本日のように空気が澄んだ昼間に、仏舎利塔近くの展望所から市街地を撮影するために立ち寄る程度に考えている。

 ・・・と言う事で、十数分間の滞在の中で、花岡山より熊本市内の南部、熊本駅周辺、東部、そして北部を撮影することにした。南部は八代方面へ続く新幹線ルートが一望できる。足元には、駅近くに建っている高層マンションが突き出している。東部の遠景は、何と阿蘇外輪山である。更に、北部は川の流れが遠くに見えるが、筆者としては、水と緑、生活環境などを考えれば、北部が好みである。

 撮影している途中に、バイクやファミリーカーが何台も駐車場にやって来た。景色を楽しむためだろうけれども、実は、ここからの熊本市街の夜景は素晴らしいと聞いたことがある。残念ながら風紀が良くないので、夜景だけを撮影するためにわざわざ足を運び入れようとは考えたことがなかった。

 1年3ヶ月前に大地震で揺れに揺れた熊本市内ではあるが、本日の景色を見れば、津々浦々で、日々復興に向けて動いている「波」を感じた次第。水の都、杜の都の熊本市。政令都市ながら、すこぶる自然豊かで住み心地のよい処なので、一度も来られてない方があれば、是非、素晴らしい環境の中で、たらふく熊本名物の料理を食していただければと・・・。


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▼本日の取材ランチ
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▼取材風景(花岡山)
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◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
 http://www.dandl.co.jp/Link

               

  • posted by Chikao Nishida at 2017/7/18 12:34 am

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