▼隈部氏館跡に咲き乱れる桜

隈部氏館跡(熊本県山鹿市菊鹿町)へ行くのは二度目である。
せっかくの桜満開の時期ではあるが、熊本県内は週末になると、神様の悪戯かのように雨模様。よって、雨粒をかぶった桜を撮影することにした。
山手の隈部氏館跡は霧雨。傘をさすこともなく、びっしょり濡れた桜の花を撮っていった。できあがりの作品は、思いの外、色気たっぷりで、水滴の反射、透過がなんとも言えない。
駐車場から見える山々の中に桜が見えていたが、ポツリポツリと雨雲が山を包み始めたらしい。あっという間に、周囲が薄暗くなり、ミストが車全体に覆い被さってきたのである。
山の気候は急変するというのは、若かりし頃に、ボーイスカウトの野営訓練などで教わったような気がする。瞬く間に、視界が悪くなった。午後4時を過ぎていたので、さっさと車に乗り込み、フォグランプを点灯し、熊本市へと車を走らせたのだった。

▼取材風景

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