▼マガモの仲良しつがい

本日の取材は、とても有意義だった。と、言うのも・・・先見塾にてホテル文化&食文化を語る筆者だが、今回、加勢川沿いの野鳥などの小動物を取材することで、食の大切さを再認識したのである。
まず、写真上をご覧いただければお分かりのように、仲良しのマガモのつがいだが、胸肉が張り出した健康美は一目瞭然。色艶良く、人間であればノーメイクでも絶世の美女のような容姿である。撮影していてうっとりするほどの美しさだった。
これは、加勢川に飛来してきた野鳥たちが、ストレスなく、美しい川に育まれた水草をたらふく喰む(はむ)ことができるから、羽並みも色艶も申し分なく、あたかも、野鳥図鑑から切り取ってきたかのような写真が沢山撮れた。
しかし、この小さな自然界を見ているだけでも、陰湿にも邪魔をする輩もいた。人間界と同様に、腹黒く、狡賢く、さもしい、胡散臭い輩である。ここ数ヶ月間、目の当たりにした、熊本地震で被災者ぶって、同情心を煽り、人様の世話になりっぱなしのペテン師みたいなものだ。
そこで、写真下をご覧いただきたいのだが、一所懸命水に潜って水草をハムハムしているオオバン。ヒドリガモとは仲良しグループだと思っていた矢先、オオバンのクチバシをヒドリガモが突いて、餌を強奪するのだ。
それも、悪質なストーカーのように何度もチェイスしながら、オオバンが採ってくる水草(オオバンの方がヒドリガモより潜水が上手い)を周囲から狙っている様子。まさしく、人間界の偽善者、詐欺師、窃盗のような犯罪人に思えてならなかった。
されど、マガモにせよ、オオバンにせよ、ヒドリガモにせよ、丸々と健康的に育っている。それは、全てが自然界のルールを守りつつ、水草やその他の餌となるものとコミュニケーションを交わし、所謂、通ったあとには「ぺんぺん草」がちゃんと生える程度に喰んでいるのだろうと。
食は水と同様に命を繋ぐ大変重要なもの。そして、各々の動物に対して、最適な「餌」と言うものが何なのか、食物連鎖の枠の中で、長い年月を経て定まって行ったのだろう。それを考えると、このオオバンとヒドリガモの諍いも、彼らにとっては、ちょっとしたドッジボール練習試合程度で、相手に対して致命傷を与えるようなものではない。ただし、その中に猛禽類が登場すると、ちょいと厄介となる。
何はともあれ、加勢川(水前寺東濱屋近く)は美しく生きている。時に、心無い輩が缶やペットボトルなどを投棄することもあろうが、ずっとずっと美しさを保ち、生きている。その証として、今回遭遇した小動物たちが元気に飛び回っている訳だ。蛇足だが、途中で出逢った野良猫も、毛並み良く元気な様子なので、自然の恵みなり、情深い人の餌付けなりがあるのだろうと。
人間界を考えれば、畢竟、良い食材で、且つ、愛情のある料理を毎日食していると、いつまでも健康で元気に生きて行けると言うことを申し上げたいのだ。以前、偏食極まりない食の誘い(いざない)や怪しい宗教に染まって、人生をダメにした人間を何人も見てきた。最終的にはウォーキングデッドのような形相で、暗い人生をピタピタと気だるい足取りで歩いている。
よって、今回の取材ランチは、水前寺東濱屋の極上のレディスセットDX(「男性ですが、そのセットをオーダーしてよろしいですか!?」とお断りをしている)を頬張って、至福のひと時を楽しませて頂いた。
▼オオバンを付け狙うヒドリガモ集団

▼大人しくマイペースのコガモ

▼ちょっと空腹気味の野良猫

▼リーズナブルなレディスセットDX(写真はイメージ)


▼本日の取材風景

◎水前寺東濱屋公式サイト
http://www.dandl.co.jp/higashihamaya/

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