ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

水遊び公園にて・・・

▼岩野川
800_5921


 熊本県山鹿市に、岩野川と鍋田横穴群をジョイントした水遊び公園がある。古代遺産である横穴群は、考古学に興味のない人には、防空壕、いや、今の若い方々には防空壕なんぞ死語になっているだろうから、目にも留まらぬ、ただの穴にしか見えないのだろうと・・・。

 清流岩野川には、カワセミ、カモ、サギなど野鳥が屯し、あちこちで水遊びをしている。今回は、同公園専用駐車場より歩いて行く途中に、目の前の草むらでバサバサと音がして、一直線に飛び去った鳥がいた。ゴイサギの幼鳥だった。イノシシのウリ坊のように、茶色に白い斑点がある、首の短い可愛い鷺である。突然のお出ましに、カメラを構える暇もなく、残念ながら撮影できなかった。

 それから数分も経たぬ内に、対岸へ、これまた一直線に飛ぶ小さな鳥がいた。色鮮やかなカワセミである。同様に、望遠で捉える暇もなく、さっさと低空飛行のまま、どこかに行ってしまった。カワセミがいるのだから、岩野川の水はすこぶる澄み切っている訳だ。

 しかし、台風17号が九州の南方で動いているのが影響しているのかどうか分からないが、今回の取材は真夏のように暑かった。じっと立って撮影しているだけで、汗が吹き出て滝のように流れてきたのだった。

 何はともあれ、空、雲、水、野鳥が揃えば、そこは撮影にはもってこいのポイントとなる。しかし、大勢人が集まると、野鳥たちは手の届かぬところへ移動して、上流の川面で遊び回る。次回は、もう少し、上流へ行って三脚を立てて撮影できればと思ったが、遊歩道が途中でキープアウトとなっているので、塘の上から撮影した方が良さそうである。

 最後になったが、子供連れの若夫婦が、すれ違いさまに「こんにちは!」と笑顔で挨拶してくれた。熊本地震後に、コンビニで仏頂面の不躾な人間ばかりを見ていたので、今回の自然で心地よいご挨拶に、すこぶる嬉しくなった。また、いつの日かお会いできれば、家族の写真でも撮ってあげたいと・・・。


▼家族づれも多く訪れる水遊び公園
MIZUASOBI1


▼今回の取材ランチ:スペアリブほか(熊本ホテルキャッスル)
LUNCH


▼撮影:アシスタント・フォトグラファー
CHIKAO



◎先見塾公式サイト
 http://www.senkenjyuku.com/Link

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2016/9/28 12:22 am

一粒の米・・・

▼鹿本町の水田
800_5805


 稲穂が頭(こうべ)を垂れ始めたので、再度、鹿本町付近の水田で取材をすることにした。以前は緑一色だったのが、じわじわと黄金色が際立ち、近々収穫されるのを知っているかのようだった。

 頭を垂れた稲穂の米一粒を見ていると、幼い頃に祖父や祖母より厳しく躾されたことを思い出す。ちょっとお膳にこぼした一粒の米。「御百姓さんが丹精込めて育てつくったお米を、粗末にするんじゃない!」と、何度も叱られた。お茶碗に二、三粒こびり付いても、間髪入れず指摘された。

 しかし、現在のコンビニ弁当など、賞味期限を過ぎれば、さっさと廃棄されている。花見の後の公園のゴミ箱には、食べ残したご飯が山のように積まれており、野良猫たちがご相伴に預かっている。

 そんなこんなを思い出しながら、鹿本の平地一帯を絨毯を敷き詰めたように覆う稲たちを撮影して行った。空にはモフモフした可愛い雲があちこちに浮かんでいた。鷺たちは、田んぼの稲穂の間に急降下して、餌を突いている。スネイキーに曲がりくねった小川には、クレソンが自生しており、素晴らしい自然の構図を描いていた。

 米を食べるて、いつも思うことは、「日本人でよかった!」である。深夜に小腹が空いている時に、卵と納豆を熱い白ご飯にぶっかけて食べると、この上ない満足感に浸るのである。よって、地球がひっくり返ろうが、「日本人で・・・・!」である。

 御百姓さんが一所懸命育てた一粒の米。今からも、大切にしなければならない。


▼用水路
800_5818


▼モフモフした雲
D75_4841


▼千田川上空を飛ぶ白鷺
D75_4921


▼千田川
D75_4850


▼玄米ご飯
gohan



◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
 http://www.dandl.co.jp/Link

                       

  • posted by Chikao Nishida at 2016/9/27 03:57 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp