
どちらかと言えば、昔はヨーロピアンなカレーが好きだったように思える。カレーライスは奥深く、インドカレー、スリランカカレー、和風カレー等、幸運にも、日本では世界中のカレーライスを食すことができる。
愛知万博の時も、熊本から足を運び、滞在2日間で、各国の料理を食い尽くすのに必死となった。当時も、汗だくとなって友人と共に、会場内を隈無く歩き回ったことを思い出す。
今回ご紹介するのは、熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏の「イベリコベジョータのキーマカレー」。ツブツブの肉の食感が印象的で、最初の一口は若干塩分が高そうに感じるものの、茹で野菜、ラッキョウなどと一緒に食べると、じわじわとキレの良い辛さが伝わってきて、気づけば頭頂部からも汗が噴き出してくるのである。
カレーの奥深さは、どのような香辛料や香草を使うかにあり、また、米も重要なパートナーとなる。・・・一昨日、和水町の「わさんたらんか」で食したスリランカカレーは、インパクトが非常に強く、口の中に広がる香辛料の心地良さを、しっかりと筆者の舌が記憶してしまった。この瞬間に、「クセになるな!」と呟いたのである。



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