▼八景水谷公園で遊びまわる人々

震災後、初めて見る、賑やかな湧水池「八景水谷」。
家族連れや学生らが、水遊び、ボール遊び、ザリガニ捕りと、思いっきりのピクニック気分だ。各々が同じ舞台で、生き生きと遊びまわっている。2週間前の2度にわたる激震に、凍りついた人たちが殆どだ。その様子をファインダーで覗き込むと、皆、素敵な笑顔ばかり。ライフラインが寸断され、身の危険を感じたあの瞬間を忘れ去ったかのようにも思えた。
やっと日常が戻った。その安堵感がファインダーから溢れ出てくる。目が会うと元気いっぱいの「こんにちは!」と言葉が飛び交う。「お兄ちゃん、生き物獲ったらダメだってよ!」と、生真面目な幼い弟の声も聞こえてきた。「服は濡れても心配せんでいいよ。着替えは持ってきたから!」と対岸にいる孫たちに叫ぶお爺ちゃんの姿もあった。
熊本の上水道第一号として有名な「八景水谷」だが、今回の震災においても、2箇所の水道水は多くの人たちの命を救ったことになる。また、館長の機転で、広々とした敷地を開放したことも、車中泊の方々へ、すこぶる安堵感をもたらしたのだった。
凄く印象的だったのは、この地で水汲みをしに来た人たちのマナーである。黙って、ズルをせずに、行儀よく並んで待っている。幼い子供が汲もうとするのを、他人の大人が加勢している姿もあった。とても、日本人らしい心温まる光景であった。
・・・そうそう、「八景水谷」の中ノ島には、水神様が祀ってあった。










▼取材風景

◎熊本城復活宣言 Reborn KumamotoのFacebookグループ
https://www.facebook.com/groups/reborn.kumamoto/

◎「熊本復活宣言」画像(14.2MB)
パソコンの壁紙、ポスターやチラシ、絵葉書などにご利用ください。下記のURLにて、自由にダウンロードできます。作品上にコメントなどを書かれる場合は、原画の改竄はできませんが、下方の芝生部分に記述スペースがありますので、ご活用ください。
http://www.dandl.co.jp/rebornkumamoto.jpg

Comments