

昨日、初詣での帰り際に、工事中の不開門や五間櫓あたりの石垣を撮影してみた。いつも見慣れている遠景なので、それらの石垣がどの程度大きいのか、急勾配なのかを意識することはなかった。しかし、初詣で往き来する人たちの姿と一緒に撮影すると、如何にその石垣が大きいのかが、遅ればせながら再認識した次第。
1607年築城という熊本城だが、茶臼山の地形をうまく利用して、要塞化している姿に腰を抜かしてしまう。その規模、そして迷路のようになっている天守閣までの石段など・・・何度足を運び入れても、楽々と登城できるものではない。
反り返った高い石垣を見上げると、ちょうど中ほどの岩の隙間から鳥が出入りしている姿があった。多分、そこを塒にしているのだろう。枯れ葉が石垣最上部から散り落ち、途中で止まっているところで鳥が動き、十数枚の葉っぱがザラザラと足元まで流れ落ちてきた。
城郭の外堀から少しずつ攻め入ると、石垣のいろんな顔を見ることができる。その大きな岩を、延何人の人夫が運び入れ、組んで行ったのか・・・想像するだけで、先人たちの知恵と創造力に、強い感銘を受けるのであった。






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