
日本人で良かったと一番思うのは、目の前に炊きたてのご飯があることだろう。
小冊子「如水」にも書き綴った中で、世界で一番旨いのは、母親が作る大きな海苔(有明海苔2枚)を巻いた「おにぎり」と書いている。簡単そうで簡単に作れない、丼山盛りの大きなサイズ。その中に具が三種。これが、私の幼い頃の魚釣りの特別弁当だった。
そんなこんなを思い出しつつ、夕食をたんまり食したにも関わらず、深夜の原稿書きをしている時に、小腹が空いてきた。そこで写真上のように、甘めあっさりの佃煮三種(石川県金沢市)をトッピングして、炊きたてのご飯を食すことにした。
満漢全席であろうが、ローマの「ルーフトップ」のイタリアンであろうが、ニューヨーク「ザ・キルティッド ジラフ」のフレンチであろうが、吉兆の和食であろうが・・・どの料理も世界最高峰と称されても、上のがっしりとした三色おにぎりのシンプルさと旨さに勝つものはなかった。(私の主観)
さて、今夜はご飯を食べて、有難さを噛み締め、眠気覚ましに濃い珈琲でも飲みながら、先般取材した方の書き起こしたいと思う。

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