
雨がダラダラと続く毎日で、降ったり止んだりの不安定な天候は、気分的に余り良いものではない。しかし、写真撮影となると、雨粒(水滴)を追う撮影はすこぶる楽しいものがある。
本日は、雨あがりの小さな庭にある、無数の雨粒を追ってみた。
南天の枝葉の間に、キラキラと小さな雨粒が寄り集まったところがあった。覗き見ると、蜘蛛の巣に雨粒が懸かり、スパンコールのような雨粒の幕を作っていた。雨あがりで、蜘蛛の巣を掛けた張本人が居るのか否か、また覗き込むと、裏側にちゃっかりと雨あがりの作業をしていた。
小さな庭と言えども、自然界は不思議なものである。牡丹の花芽にはびっしりと蟻が屯している。まだ、咲く前のまん丸な花芽。既に中心に蜜があるのかどうか分からないが、小さな庭に、虫や草花や鳥たちが、一つの小さくて大きな小宇宙を創り出している。・・・実に面白い。
Microレンズで捉えた雨粒は、外界を光学的にもアーティスティックに映し込んでいる。あたかも、そのものが虫眼鏡のように裏側を拡大したり、全天球撮影された写真のように、一つ一つの雨粒がカメラの機能を持っているかのようである。
悪天候と言えども、このように雨あがりの小さな庭を歩き回ると、結構、楽しい発見があると言うもの・・・。





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