
昨日は、あれやこれやと悩み事が一度に出てきて、一日があっという間に終わってしまった。親しい友人からの着歴も気づかず、今朝を迎えた。
月末から月初めに掛けて、毎度の事、製作スタッフは残業を含めて1日15時間以上のハードな日々が続く。その中で、ちゃんとした食事をしておかねば、頭も体も動かなくなり、体調を崩してしまうのだ。
よって、ランチタイムを過ぎた頃に、熊本ホテルキャッスルの1階にあるダイニングキッチン九曜杏に足を運び、栄養たっぷりのスタッフ用弁当を作って貰うことにした。ランチタイム中は、シェフたちは多忙なので、若干時間をずらしてオーダーしたのだった。
今回は、若手のシェフたちが、筆者の弁当を担当した。ステーキピラプと舌平目のペルシャード。一人がピラフのパンを高々と何度も振り、もう一人は丁寧にステーキを焼き上げてゆく。更に一人は野菜を弁当箱に敷き詰めて、最終盛り付けを待っている。
訓練された若手シェフたちは、無言の中で、ただひたすら指定された時間に間に合うように、しっかりと連携して、厨房内を所狭しと走り回っていた。
出来上がったのが、写真下3枚の弁当箱。・・・見るからに、美しい彩りと配置。早速オフィスに持ち帰ってスタッフに手渡したのだが、この贅沢に見える料理が、一人前1200円(税別)。弁当で1200円は高そうに感じる人も居るだろうが、ホテルメイドの持ち帰り弁当で1200円はかなりリーズナブルなもの。
ランチを巷のレストランで食べても、800円〜2500円ほどの料金なので、決して高いとは言えない、同ホテルの持ち帰り弁当である。新鮮な野菜も沢山入れてあり、嬉しいことに、舌平目のペルシャードには、別の容器にたんまりと美味しいホテルメイドのタルタルソース(写真にはない)が詰めてあった。
若手シェフたちを、この一年間、勝手ながらじっくりと観察させて頂いている。見る見る間に進化を遂げるシェフたち。最初の頃はサンドイッチのパンでさえも、まともに切れなかった若手も居た。それが、料理長やセカンドが居なくても、ルーチンワークをしっかりとこなし、お客が飛び上がって喜ぶような弁当を作れるようになっているのだから、驚きだ。
スタッフは、「いただきます。」、「すごく美味しかったです。ごちそうさまでした。」と大変満足気だった。そして、ペロリと同ホテル弁当を拝みながら完食したのだった。
▼ステーキピラフ(ステーキとピラフは別の弁当箱に入れてあった)


▼舌平目のペルシャード


※モノクロームの写真は、NIKON Df+12-24mmスーパーワイドで撮影
【ロゼッタストーン公式サイト since 1995】 http://www.dandl.co.jp/

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