大抵の人たちは、オブジェクトの表を見て、即座に認識オーケーと、簡単に観察終了となる。
ところが、写真のようにトレイに置いたアーモンドチョコを目の前にして、即座に裏側をイメージし、それを描けるだろうか!?・・・たぶん、殆どの人は、「あれ?どうだっけ?あれれ〜??」と、簡単に描くことは難しいのではないかと推察する。
日頃から何気に眺めているオブジェクトを正面だけで済ましてしまうのがノーマルな見方である。しかし、たまには、そのオブジェクトの裏側から見た映像、皿とアーモンドチョコの接点に眼の位置を置いて、上向きにどんな感じの物に見えるか、更には、アーモンドの位置に自分自身が入り込み、アーモンドの皮とチョコとのミクロな空間をイメージしたりと・・・あらゆる角度からオブジェクトを観察してみると、実に面白い。
写真を撮影する時も、その裏側の光の具合、木々の葉の重なり合いや微妙な振動や動き、女性の髪の毛のボリューム感などを裏側から想像してシャッターを押せば、実に楽しいショットとなるに違いない。風がそよそよと吹き、女性の髪の毛が流れる具合なんぞ、凄くセクシーでもあり、男性のモデルには真似のできない映像が撮れる。
日頃から見慣れている周囲の風景、人、物・・・時には、違ったアングルや極端にミクロ又はマクロなイメージをもって観察し、一日を過ごしてみては如何だろうかと・・・。
視点を変えれば、人生も変わる。・・・と、小生なりに考える次第。
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