
一眼レフカメラを手にするようになり、三十数年が経つ。特に、最近の十年間は本格的な一眼レフデジタルカメラが進化して、以前のフィルムカメラと比べれば、簡単にプレビューが可能となり、初心者でも目を瞑っていても素敵な写真が撮れるようになってきた。それも現像を頼むことなく、安価なフォトプリンタを使って、その場で写真のプレゼントもできるという訳だ。
因みに、フォトコンテストやフォトギャラリーでは、すこぶるアーティスティックな表現をした秀作が無数に掲載されている中、自分自身のスタンスをどの界隈に留め撮影すれば良いのか・・・日々悩んでいるのも否めない。
フィルターやシャッタースピード、照明など・・・工夫に工夫を重ね、一点集中で撮影されたアートな作品がずらりと並んでいる写真の世界。・・・しかし、自分自身の稚拙な技術を考えれば、そのまま素直に、眼前にあるものを、そのままの姿で撮る方が遙かに自然だろうと、最近思うようになってきた。
勿論、天候によってはフィルターや被写体によるレンズの交換は必要となるが、必要以上の重装備で撮影に走り、不要なエフェクトを掛けたとしても、それは自己満足の世界にしか過ぎない。表現は悪いが、デジタルな世界でフォトレタッチのソフトを使ってリテイクするようなものと変わらぬ気がしてならないのである。
ブツブツ愚痴を叩きながら・・・仕事柄、一眼レフを持ち歩き、シャッターチャンスを逃さぬよう心掛けてはいるものの、なかなか思うように撮れない自分が居る。カメラ本体やレンズの掃除を済ませ、ギラギラに光り輝くレンズを透かして見たり、本体グリップが手に馴染んでいるか等のチェックをしている自分の背中を見て、苦笑いの絶えない毎日となっている。
▼熊本ホテルキャッスル近郊の車の渋滞

▼先見塾EXEC 中島祐爾塾生

▼宮崎県高千穂にあるトンネル貯蔵庫(道の駅)

▼熊本県菊池渓谷

【ロゼッタストーン公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/

【Instagram / CHIKAO NISHIDA】 http://instagram.com/chikaonishida

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