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救いようのない人間・・・

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 ここ1年を振り返ると、思いの外、姑息な人をあちこちで見掛けた。常に自己中心的で、自分大好き、自分サイドさえ潤えば良いとする人である。それも、日頃の素行や言動が軽く、責任転嫁の雨霰。緻密な思考回路が無いようで、文章(特に長文)をまともに解読できず、一攫千金を狙うだけの、さもしい人間であった。よって、我々が望む共存共栄の輪の中には、絶対に入れない人種なのだろうと。

 正直なところ、会話をするだけでも、意味のない言葉が単なる雑音として耳に入るだけで、どっと疲れてしまう。それは、夢のような儲け話だったり、小銭稼ぎの自慢話だったり、自宅や車の自慢話だったりと、聞いても何の価値もない、浅知恵だけが練り込まれた稚拙な会話内容である。

 それを自分なりに一端の大人と思い込んでいるのが厄介。学歴には一切関係のない話だが、幼少の頃の育ちの悪さや、しっかりとした躾を受けていないのも大きな要因であり、歪みきった性格や悪玉友人たちにも感化されているに違いない。尤も、うっかり八兵衛のような慌て者が、時折、ツキノワグマのように落ち着き無くウロウロしている中で、他人の助言に対して急にキレたりする。大人の格好をした小学生である。これを、「こどな」と呼ぶが、自分の「心」をコントロールできない、悲しい人なのだ。

 筆者も若かりし頃、短気で損したことが多々あった。そこで、近しい人たちが指摘してくれたり、先輩の厳しい助言を受けたり、両親との話し合いの中で、じわじわと自分自身の立ち位置や身の丈が見えてくるようになり、最近では、瞬間湯沸かし器のように激怒爆発することは無くなった。

 ただ、今でも人として筋の通らぬことは許さず、とことん軌道修正へと持ち込むような「世直し侍」的なところを内に秘めてはいるが、どんなに心配して言っても聞く耳を持たぬ人は、如何に情熱を持って接したとしても、歪んで解釈されるばかりで、もうお腹いっぱいとなってしまう。こんな親父に育てられなくて良かったと、姑息な人たちを見ては、「本人も可哀想だが、子供はもっと可哀想!」と独り言を呟くばかりとなる。

 最近は、嘘の上に嘘を塗りまくる超虚言癖の新種も現れた。とことん自分大好きなようで、言葉の端々には「愉快犯」的な性格が見え隠れしており、ただニヤニヤ笑いながら、嘘をつく始末。その嘘により人様が右往左往するところに快感を持つのだろうが、筆者にとっては、なかなか珍しい新種だったので、一部始終、様子を伺ってみた。・・・結局、全てが間抜けな道化師に見えてしまい、その矯正については、いかなる手法を講じようが、困難であると判断した次第。先般、「民度」について記事を書いたけれども、その「民度」についての概念さえないのだから、致し方ない。


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  • posted by Chikao Nishida at 2018/5/18 11:39 pm

フィルタリングシステムを装備せよ!

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 人の生活において、他人との諍い、仕事上のトラブル、家庭争議・・・など、日々、何かが起きては収まり、また収まっては何かが起きるの連続。所謂、「一難去ってまた一難」というのが世の常となる。誰しも、穏やかで玻璃面のような湖面に、にわかに漣が立つところを見た経験がありはしないか。

 大抵の場合、勘違い、掛け違い、履き違え、思い込みなどがその要因となっている。ただ、悪意を持って狙い澄ましたように、人をどん底に落とし込むことを趣味とする輩も居る。そこには、継ぎ接ぎだらけの「虚偽」により捏造された世界だけが存在する。最終的には、それらの悪行は炙り出され終息するけれども、折角の良縁をも引き千切られたり、後味の悪さだけが残ることになる。

 誰を信じて、誰との接点を切り離すのか!?これは、一端の大人として、自己責任において判断しなけばならない。よって、人生に大きな影響を及ぼすような分水嶺に立たされた時は、極めて慎重に迅速に、また、信頼できる諸先輩の助言を得ることが必要。そこで、何度も反芻して、最終判断を下すのが懸命な人の採る行動となる。

 先ずは、日頃から接点を持つ人たちの中でも、常にガラス張りで信頼のある人のみを選択する為には、厳しいフィルタリングシステムを自分の心の中に備えておかねばならない。不慮の事故など、自分の身の周りに重大事件が生じたとしても、必ずや、戦略性を持った武器として己を助けてくれることになる。


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  • posted by Chikao Nishida at 2018/5/8 03:09 pm

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