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83歳の元気な婆ちゃま!

▼杉秀子さん(相良茶屋の店主)
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 午後3時頃だったか、熊本県山鹿市菊鹿町に雪がちらついた。車を走らせていると、横殴りの霙で、外気もぐっと下がったようだが、そんな中、年末年始に大変世話になった相良茶屋(相良観音近く)の婆ちゃまに会いに行った。

 行き交う車も少なく、晴れたり曇ったりを繰り返し、山手に差し掛かると、とんでもなく寒風が吹き、一昨日洗ったばかりの取材車はずぶ濡れ。少々凹み気味で、相良茶屋の引き戸を開けたのだった。

 元気溌剌の婆ちゃま。昼前後はお客が殺到し、藁苞納豆など名物があっという間に売れてしまったと言う。話を聞くと、昭和9年生まれの83歳。9人兄弟の末っ子で、この菊鹿町相良に嫁いできたらしい。

 現在、一番の楽しみは「後家さんの会(正式には昭和の会)/平均年齢80歳」の14人が毎月集まり、弁当を広げたり、カラオケしたり、温泉入ったりの交流だと言う。

 「後家さんじゃなかと、入られんとですよ。だけん、旦那のおんなはるところは、旦那ばバサっと殺さんとしゃが、この会には入られんとですよ。」と、ギャグを飛ばしながら語ってくれた。

 ある温泉場の女将のところへ14人で足を運ぶと、玄関には、「歓迎 後家の会」と、わざと書いてあったらしい。腹を抱えて笑いながら、当時の「昭和の会」のエピソードを次から次へと語ってくれた。

 今日は、栗饅頭が出来たてだったので、ホッカホカの饅頭を買って、帰途についた。いつ会っても、愛想よく引き戸を開けてくれる婆ちゃま。貧しかった時代の話をしながら、「今が、一番楽しかっですよ。」と、旦那を亡くした後家様たちの、力強い生き様を垣間見たような気がしてならなかった。流石に、女子は強しである。


▼相良観音方面から見える巌(現在、名称を調査している段階である)
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  • posted by Chikao Nishida at 2017/3/8 05:42 pm

21年ぶりの再会

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 昨日、21年ぶりに幼馴染み(筆者より年上)との再会があった。筆者が2歳の頃からずっと一緒で、近所では、実の兄弟よりも兄弟のようだと言われるほど、とても仲が良かった。その彼がカナダから帰った翌日に、筆者の個展会場へご夫人と一緒に足を運んでくれた。

 昔を思い起こせば・・・彼が先に保育園へ入園すると、昼間遊べないと思い、筆者も両親に無理を言って、3歳4ヶ月で幼稚園へ入園した。ただ、彼が通い始めた保育園を聞かずして、別の幼稚園を訪ね、そのまま入園したというオチがある。

 たまたま、双方の父親が同じ旧制中学出身で、彼の家は教育一家。筆者の家は法律一家と、双方とも少々固めの家庭ではあったが、二人の遊びぶりは群を抜いていたと思う。毎日、ドイツの急降下爆撃機ユンカースのように、あちこちを激しく飛び回っていた。
 
 山鹿小学校時代の話。彼を中心として「荒鷲部隊」が結成された。当時流行っていた「忍者部隊 月光」に影響を受けたのか、十数人の暴れん坊が集まり、市街地から野山を駆け巡り、日曜日なんぞ、各隊員の度胸試しが慣例となり、木々を猿のように上ったり、ミッションが下れば「物」を見つけに行ったりと、とてもアクティブで面白い部隊だった。

 筆者は彼よりも年下なので、勿論、他の隊員も皆年上ばかり。よって、2歳年の差以上に、体格の差は歴然としていた。相撲大会があれば、図体が大きな年上の隊員の懐に潜り込んで、絶対に負けない戦法で、勝率を上げて行った。お陰で、腕力も強くなり、転勤族だった小生が、小中高で各2校ずつの転校を経験する中、転校先でトラブルや虐めがあっても、決して凹むことなく、全て殲滅して行った。

 教育一家の彼は、自然の流れとして教師の道を選び、学校長にまで登りつめた。筆者は転勤のある職が嫌で、法律家(国家公務員)を諦め、新聞社の道を選んだ。社会人となって、何度か電話で連絡を取ってはいたが、双方忙しく、再会のタイミングを逸していた。そうしている内に、十数年が経ち、筆者の母が他界した葬儀の時に、彼が筆者の目の前に立っていたのである。「親ちゃんのお母さんのカレーが旨かったバイ!」と肩を叩いてくれた。

 それから21年後の昨日、久しぶりの再会となり、幼い頃の大雪の話や、当時の幼馴染みの現在を話してくれた。実は、実兄との確執があり、公私ともに、我が故郷へ足を向けることを止めていた時期があった。気づけば、二十数年経過したが、今回、親しい知人の勧めで個展を故郷で開くことになり、今回の彼との再会に繋がったのだろうと。

 転勤族は、学校の同級生と言っても、その学校にフルに通った訳ではないので、なかなか親友らしき親友ができない。勿論、中学時代のY君(東大医学部)とは今でも連絡が取れる環境だが、その他は、ほとんど連絡が取れない。今回、再会を果たした彼には、包み隠すこともなく何でも話ができ、また、彼も全てに正解を与えてくれる人なので、今の筆者が在るのは、彼のお陰なのである。

 今回の個展の成果として、自らの写真の「心」が如何程のものか、確と検証ができた。それよりも、彼との再会が、ずっと人生の宝物として心に刻み込まれたような気がしてならない。この場を借りて、感謝申し上げたい。今までの不義理を許してくれるかどうか分からないけれども、互いの信頼関係をこれからも続けて行ければと・・・。


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▼本日のランチ・・・熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏
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  • posted by Chikao Nishida at 2017/2/27 01:29 am

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