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麹マスター 丸山里美の世界・・・

▼麹マスター 丸山里美女史(山形県鶴岡市)

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 Clubhouse「D&L地域揺り起こし」の部屋に入られたお一人、それが山形県鶴岡市在住の丸山里美女史(麹マスター&麹クリエイター)。ハキハキと落ち着いた話ぶりで、麹への強い拘りを感じたのだった。ご本人からもメッセージが届いたので、今回は、それを元に同女史をご紹介したい。

 「21年間コンビニで、24時間、とにかく健康で元気に仕事をしなければならぬ状況下にあり、風邪をひかないようにするにはどうするのか?免疫力を高めるにはどうすれば良いのか?日々、自問自答を繰り返す中で出逢ったのが麹なんです。」と。

 過酷な仕事もさることながら、実父や義父の介護(それぞれ、介護5年と3年)が続く危機的状況下に陥ったのだが、同女史の麹への情熱と介護への強い愛情と意志が、とんでもない奇跡を招くことに・・・以下の通り。

 一つ目の奇跡は、医者から義父の余命が2週間と宣告され、延命措置も諦めることに。それから自宅へ連れ帰り、看取ることにした同女史。ところが、点滴も外してしまった義父が、奇跡的にも食事療法による自宅介護にて、2週間の余命が3年延命したのである。

 二つ目の奇跡は、実父の認知症が進み、糖尿病と高血圧の8種類の薬を止めさせたことから始まる。麹を中心とした食事療法を医者に強く説得したところ、医者は、全部の薬を止めるのは危険と判断し、最低限の薬を投与することで同意。

 ところが、3ヶ月後の実父の病状は徐々に良くなり、血糖値の数値が下がっていく。さらに3ヶ月後、血液検査が全て正常値に戻り、徐々に血圧までが下がっていった。その瞬間、「80歳を過ぎても、食べるもので体質が変わるんだ!薬に依存せずとも、健康な体が取り戻せるんだ!」と・・・。

 同女史が作る麹は、6種類。麹で作る調味料は、塩麹、醤油麹、そして甘酒である。6種類の麹から、計18種類の調味料ができる訳だが、同女史は、それらを「腸美料」と呼ぶらしい。読んで字の如く、腸を常に美しくするものならば、全身健康になるはずだ。

 近況としては、3年前に「甘酒ソフトクリーム」を開発し、ご主人が営む「羽黒ストア」にて販売開始。2年前に「日本麹クリエイター協会」にて麹を学び、昨年には麹の講師資格を得ている。同女史のボルテージは高まるばかりで、次は麹で作る化粧水や乳液に照準を合わせているとのこと。

 最後に、同女史が「薬膳へも目を向けて、薬食同源と麹を掛け合わせ、命を支える食の深さを広げていきたい!」と語るのが、すこぶる印象的であった。

▼実父の介護食(最初の3ヶ月)サンプル
・朝食:リンゴとニンジンのジュース
・昼食:根菜類と乾物と骨付き鶏肉だし汁の蕎麦
・夕食:和食中心で実父が好きなもの


▼麹
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▼ご主人が営む「羽黒ストア」
 〒997-0141 山形県鶴岡市羽黒町荒川上ノ山1
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▼丸山里美女史のInstagram(QR-CODE)
 https://www.instagram.com/owaraikouji.club/Link
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▼記事のPDFファイルダウンロード
 https://www.dandl.co.jp/club/satomi-maruyama.pdfLink
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文責:西田親生

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2021/4/3 12:00 am

熱しやすく冷めやすい、日本人。

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 次世代のSNSと話題の「Clubhouse」だが、最初は三尺玉の大きな花火が打ち上がっていたが、日本上陸から2ヶ月も経った現在、一部は、線香花火のように縮んでいるところが増えているように思えてならない。

 直感的な捉え方で大変申し訳ないが、立ち上がる部屋の数が激減し、日々アクティブに動いている方々も見掛けたことがあるような名前ばかりで、飽きが来たのか、ちょこちょこと動き回っていた初心者マークや一見客の姿が見えなくなった。

 熱しやすく冷めやすい日本人らしくもあり、正直なところ、想定内の現象である。価値観は人それぞれにて、何が良い、何が悪いとは断言できないが、この新SNSを生かすか殺すかは、貴方次第。誰も教えてくれるはずもない。

 有名人に群がる人たち、それも結構な話である。酒を飲みながら遠隔にて宴会を楽しむ人たち、これも素敵な話である。心に迷いが生じ、同じような体験談をする人たち、これもまた心癒される話である。ただ、リアル世界に戻った瞬間、虚無感に苛まれることがある。

 2007年に日本上陸した仮想現実世界「SecondLife」も同様に、上陸時から2年ほどは、大手広告代理店を先頭に、大手メーカーが次々と参戦し、その周囲には一般のアバターが蟻のように群がって、お祭り騒ぎとなっていたことを思い出す。

 懐かしいかな、この「Clubhouse」よりも、遥か最先端を走る世界であった訳だ。しかし、その時も、大玉が打ち上がったと思っていた矢先、広告代理店やメーカーが退散し始め、現在、日本のユーザーなんぞ数千人もいないのではなかろうかと。

 ここで問題なのは、初めてお会いする方々を「友達」と安易に言ってしまいがちなSNS的価値観である。すこぶる「緩い関係」なのに、何故に、「友達」と言えるのか、筆者には理解し難い価値観として、今も尚、心の中で首を傾げるばかりとなる。

 特に、「SecondLife」では、自分の分身であるアバターの存在を介して、相手とコミュニケーションを取るのだが、相手のリアル世界の実態など知る由もない。その点、「Clubhouse」の方が、肉声のみであるものの、他のSNSを介して実態を把握することが可能となる。

 それでも、一部の人たちは、虚偽のプロフィールをしたためて、常に仮面の中からこちらを覗き込んでいる。声も「他所行き言葉」でトーンが高く、可愛い声やらアナウンサーのような声やらが飛び交うのである。しかし、それが実態なのか?否か?・・・非常に悩むところとなる。

 ただ、この「Clubhouse」に至っては、非常にシンプルな仕組みの中で、従来味わったことのない感覚に陥り、まったりする方も多いのではなかろうか。筆者も「SecondLife」時代と比較すれば、肉声と声帯の響きを感じれば、不思議なことに、その人なりの姿がくっきりと目に浮かんでくる。

 畢竟、このようなSNSにおいては、「仮面の告白」なんぞ聞く価値はない。よって、胸筋開いて、実寸大の人間像を曝け出す方々との接点が重要ではなかろうかと。しかしながら、パブリックな場で、それも大勢の中で、プライベートなことをクドクド話すのは耳栓もので、オススメするものではない。


▼既に散りさった今年の椿たち(八景水谷公園)
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文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2021/3/29 12:00 am

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