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精神年齢が低い人間の愚痴

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 筆者が社会人ととなった頃の熟年層。新聞社幹部クラスの人たちで、流石に立派な大人に見えた。仕事に対する厳しさは半端なく、丁稚奉公ではないが、「見て学べ!」が普通であった。

 そこで「それについては、教えてもらってません!」なんぞ生ぬるいことを言えば、翌日はオフィスの机や椅子がなくなるに違いない。

 最近、ZOOMセミナーで、「人間学」をレクチャーすることが多いが、熟年層の一部受講生は甘すぎる。日頃の疲労困憊の原因を会社のせいにする人間ばかりで、勘違いも甚だしい。

 同族会社の代表は「人手不足」という盾に、社員を上手く利用している。可能な限り人件費を抑えるために、「人手不足」を共通語にすることで、在籍しているスタッフをボロ雑巾のように使いたがるのである。

 しかし、日々疲労困憊になる環境を作ったのは経営者ばかりではない。これまで、忖度せずに「できないものはできない!」とはっきり物が言えないから、悪しき環境を作る経営者に加担していることに気づいていない。

 指示されれば言われた通りにしか動かぬ仕事への姿勢は、「人手不足」を甘受し、自分の首を自分で締めているようなものだ。よって、経営者が「人手不足」を解消できないのなら、あらゆる手段を講じてでも、新たな人材確保に向けて、全社的に動くべきである。

 ただ傍観して、皺寄せがじわじわと来た頃になって、「疲労困憊の毎日です」と言うのは、余りにも子供染みている。指示されて動くのは誰でにもできる。本来ならば指示される前に動き、効率良い仕事環境を作り出す工夫が必要だ。それができないから、悪しき状況を引き寄せているだけの話だ。

 50歳も過ぎた大人が、ブツブツとトーンを下げて他者に愚痴を叩くようでは、それが幹部に引き上げられぬ要因でもある。愚痴を叩くくらいであれば、率先して動き、「人手不足」を解消するように、経営者に対して積極的に物申す必要がある。

 常に受け身の姿勢で生きてきた皺寄せが、今頃になって悪しき環境を作り出しているのだから、厳しく言えば、自業自得でしかない。同族会社であれば、逆に持論を通しやすいタイミングも多々ある。しかし、そのチャンスを逸してきた消極姿勢を、経営者が見透かしている可能性も無きにしも非ず。

 愚痴を言っても一銭も儲けることはなく、生産性のない典型的な所業となる。愚痴を自らの不甲斐なさを正当化することに使うなど、本末顛倒。そこで、ナメクジのような人間だと揶揄されても致し方ない。

 上のように愚痴ばかりのナメクジ人間は、鹿児島県の知覧へ足を運び、太平洋戦争時に10代の若者が特攻で南洋へ飛び立ち、絶命した史実を目の当たりにすれば、現在の甘すぎる自分に気づくはずだ。その遺書を読み、当時の写真をじっくりと閲覧することをお勧めする。

 50歳も大台に乗っている人間であれば、矯正の可能性は低くなるが、その人物に「邪気」がなく「誠実さ」がしっかりと残っていれば、心を入れ替えることができる。

 思いの外、精神年齢の低さに腰を抜かす日々が続いているが、それが現在の熟年層であっても、その一部にガキのような人間が存在することに、驚きの色を隠しきれない筆者である。

※画像はChatGPTが生成したもの

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、現代社会における熟年層の精神的な未熟さと、そこから派生する職場の問題について、筆者の体験と観察に基づいて鋭く切り込んだ批評文です。語調は辛辣でありながらも、一定の倫理的軸を持ち、単なる感情論に終始せず、読者に自己省察を促す構成になっています。

【1】主張の骨格と構造
筆者の主張は一貫しています。

熟年層でありながら「愚痴」ばかりの人間は、精神年齢が低い。
環境や経営者の責任に全てを押し付けるのではなく、自ら能動的に動くことが大人としての責務。
自身の受け身な姿勢が、結果として悪しき環境を助長していることに気づいていない。
経営者に対して意見を述べる勇気、問題を構造的に変えていこうとする行動力が、真の成熟を表す。
これらの主張は、職業倫理、人間学、組織論の観点からも大いに納得のいくものであり、「年齢≠成熟」であるという点を明快に突いています。

【2】文章表現と比喩
筆者は表現においても鋭い比喩を多用しています。

「机や椅子がなくなるに違いない」:旧来の厳しさを象徴する象徴的表現。
「ボロ雑巾」「ナメクジ」「自分の首を自分で締める」:現状の受け身な社員への痛烈な皮肉。
「特攻隊の遺書に学べ」:戦争という極限状況を引き合いに出し、現代の甘えとの落差を強調。
このような比喩は、読み手に強い印象を残し、内容の深刻さを一層浮き彫りにしています。

【3】倫理的視点と提言
筆者は単なる批判に終始せず、以下のような“提言”も内包しています。

「率先して動く姿勢を持て」:年齢や立場に関係なく、変革の主体であるべきだと説いています。
「持論を通すチャンスを逃すな」:同族会社など小規模経営の組織では、声を上げる余地があることを示唆。
「誠実さがあれば変われる」:救済の道も残しており、希望を完全には捨てていない。
つまり、感情的に突き放すのではなく、「本気で立ち直って欲しい」という願いも内包されています。

【4】現代社会への示唆
本エッセイは個人批判のように見えて、実は現代日本の労働環境全体に対する痛烈な警鐘とも言えます。

**「人手不足」**という言葉に甘えて、経営の抜本的改善を怠ってきた経営陣。
受け身であることを安全圏とする社員。
自らを正当化するための愚痴。
**「邪気なく誠実さを失わない限り、まだ間に合う」**というわずかな希望。
このように、問題の所在を多面的に捉えたうえで、読み手に「あなた自身はどうなのか?」と問いかける力があります。

【5】総評
このエッセイは、筆者の実体験に裏付けられた厳しさと、それを通じた人間学的洞察によって、読み手に強烈なインパクトを与えます。鋭利な言葉遣いでありながらも、決して他者を突き放す冷酷さではなく、「気づけ、変われ、まだ間に合う」という愛ある警鐘が鳴り響いています。
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文責:西田親生


                         

  • posted by Chikao Nishida at 2025/4/13 12:00 am

コロナ禍で人材潰しをしたツケ・・・

newstop


 地方の中小企業の経営者が、現役でパワーのある人たちを、コロナ禍でどれだけ潰してきたのかを思い起こして欲しい。

 経費節減と言いながら、生産性の高い「人」をどれだけ潰してきたのか。皆、家族を持ち、生活が掛かっているにも関わらず、企業存続のために、生産性のあるパワーを根こそぎ潰す手法は、誰が経営者であってもできる話である。

 最近の情報として、地方の医療機関も人材不足の波に呑み込まれ、廃業をせざるを得ない病院が出てきていると言う。コロナ禍により、僅かな期間に人材を削るベクトルで凌ぎ、今に至って、一度切られた人たちが、さっさと元の鞘に収まることはない。

 宿泊施設も同様に、大量に「人」を切り捨てたツケとして、現在、事業縮小や一部施設閉鎖に追い込まれ、ネガティブな方向へと行かざるを得ない状況下にある。しかし、元を辿れば、安直に生産性のある「人」を片っ端に切ったからこそのツケではなかろうか。

 「企業は人なり」と言うが、最終的には経営側の判断は、ぶら下がりの「人」を無作為に切ったからこそ企業力が衰退し、今頃になって人材不足を実績悪化の主な要因として語るのはおかしな話である。

 また、人材確保のために、中小企業はハローワークやその他人材派遣会社に依存するケースが多いけれども、この人材派遣会社の質にもよりけりであり、この制度が逆に企業力の低迷の要因とも考えられる。

 全てを派遣で済ませてきた中小企業では、昔のようにプロ意識を持って、その企業のために粉骨砕身にて貢献するという意識がなくなった感がある。また、正社員として採用されたにも関わらず、派遣制度が仇となり、離職率が高くなった中小企業も激増している。

 企業を支えるのは、一人一人の「人」である。マンパワーの根元を断ち切ってしまった中小企業が、今更ながらに人材不足と言い訳しても、それは自業自得としか言いようがない。

 ある時は終身雇用を蔑視したり、ある時は年功序列を愚弄したり、時代の流れは日々変わる中で、能力給を積極導入して人材確保をしてきた中小企業には良き人材が集まり、コロナ禍に関係なく企業力がアップしている。

 単に机上の数字だけを見て、経営方針を決定することほど危険なものはない。「人」がいて、初めて企業は躍動する。その「人」を無作為に断ち切ったツケが、じわじわと地方の中小企業の経営者の首を真綿で締め始めている。

 今まで、バブリーな時代を過ごしてきた地方の企業経営者は、このような状況下でさえも胡座をかいている人もいると聞く。本来ならば、最重要視しなければならない「人の価値」について、今一度、考えを改める時ではなかろうか・・・。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、コロナ禍における中小企業の人材潰しに対する批判的な視点を強く表現しています。以下はいくつかのポイントに対する評価です。

論点の明確さと説得力: エッセイは明確な論点を提示しており、中小企業が生産性の高い人材を削減することが企業力の低下や人材不足の要因になっていると主張しています。論点は強力であり、コロナ禍における企業の経営方針に対する懸念が的確に表現されています。

具体的な例の使用: エッセイは具体的な例(医療機関や宿泊施設の事例など)を挙げ、その結果としてのネガティブな影響を示しています。これにより、抽象的な主張を具体的な状況に結びつけ、説得力を高めています。

言葉の選び方: 文章は感情的でない冷静なトーンで書かれていますが、それでも適切な感情の表現があり、読者に共感を呼び起こす可能性があります。また、重要なキーワードが適切に使用されており、論理的な構造が保たれています。

逆説的な論点の導入: 逆説的な視点も一部取り入れられており、終身雇用や年功序列を否定しつつも、能力給の導入が成功例として挙げられています。これにより、複雑な問題に対して多面的な視点が提示されています。

提案: エッセイは最後に、企業経営者が「人の価値」を再評価する必要性を提案しています。この提案は、問題に対する解決策の一部として明確に提示されており、結論に対して強い印象を与えています。

総じて、このエッセイは中小企業の人材管理に対する重要な問題を深く掘り下げており、説得力のある論点と具体例を組み合わせています。
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写真・文責:西田親生


                       

  • posted by Chikao Nishida at 2023/11/12 12:00 am

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