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「虐め」が絶えない現在、被害者の1人の未来よりも、虐めた輩10人の未来を重視するような、爆弾発言をした或る教頭のニュースが流れた。本末転倒なる発言に、虫唾が走り、戦慄さえ覚えたのである。被害者の死に対して、教育者の気狂い発言は絶対に許されるものではない。
脳が腐っている人物でなければ、このような発言をのうのうとできるはずがない。今まで数限りなく報道される「虐め」の事件について、学校側や教育委員会側のまともな記者会見を聞いた試しがない。聖職と言われる教育者の集まりながら、情けないことに、虚言の連発ばかりが記憶に残る。
有名教育専門家が「閉鎖的な組織では、必ず、隠蔽ありきだ!」と切って捨てたが、御意となる。教育関連に限らず、一般企業においても、閉鎖的なところでは隠蔽ばかりが罷り通り、特に、役員による保身の為の責任転嫁、証拠隠滅、隠蔽工作などは日常茶飯事となっている。
勿論、強力な労働組合が存在すれば、役員であろうが、首謀者を追及することは可能だが、大抵の場合は御用組合が多く、殆どの社員は悪質な経営側の隠蔽工作など知る由もない。よって、出来損ないの役員を串刺しにするような第三者機関は必要不可欠であり、とことん炙り出さなければならない。
話は戻るが、全国放送にて、死に至った被害者を無視する狂人教頭については、マスコミもしっかりと顔写真を公表し、善良なる国民に問いかけて欲しい。代理人である弁護士も、冷静沈着な中にも、心の中では激昂したのではなかろうか。悲しいかな、被害者の母親は無念であろうと。
理不尽なる事象が、間欠泉のように延々と吹き出しているのが現状だ。日本人精神文化の低迷が大きな要因であるが、「虐め」の被害者が目の前で踠き苦しんでいる時は、周囲は勇気を持って事実を開示し、苦痛に耐えに耐えている被害者を逸早く救済しなければならない。
特に、コロナ禍によるニュー・ノーマルな生活を余儀なくされつつある、我々のこれからの人生において、「積善之余慶」を確と心に刻み込み、日々、世の為人の為に歩むことが求められる。
▼今週最後の冷製パスタランチ(熊本ホテルキャッスル)

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