
車の温度計を見ると、45℃。二の丸公園の日向を歩けば、一瞬にして乾涸びてしまうほどの熱射なので、大楠の木陰を選びながら歩いて取材することにした。
震災から4ヶ月弱が経ち、現在、KKRホテル熊本から坂道を上り加藤神社や宇土櫓へ通ずるコースと、二の丸公園から加藤神社や宇土櫓までのコースの2コースだけが、歩いて通行可能となっている。
よって、加藤神社へ参詣のために車を乗りつけるか、桜の馬場 城彩宴又は二の丸公園駐車場に駐車して、そのコースを歩くことができる訳だ。
震災直後と比較すると、ちらほら外国人観光客の姿も見え、二の丸公園がにわかに賑わってきているようにも思える。しかし、猛暑であるがために、水分補給を必ずしなければ熱中症になる恐れがあるので、冷たいお茶やバスタオルなどは持参する方が無難である。
昨日は、鳩も喉の渇きを癒すために、水飲み場の地面の小さな水溜りに集まっていた。しかし、炎天下、その水は決して冷たくはない。よって、水道の蛇口をひねり、手を洗い、冷たい水を地面に落としたところ、数羽の鳩たちが集まり、ゴクゴクと飲み始めたのだった。
熊本城復興まで、どれくらいの年月を必要とするのか分からないが、キープアウトのフェンス越しに、大天守、小天守、宇土櫓、戌亥櫓などをスマホで撮影している観光客が多かった。歴史に残るような大震災に遭遇した櫓などは、悔しいけれども一見の価値はあるようだ。

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